釣り道具箱の中から、出番のなさそうな仕掛けをあさり、ダウンショットリグのシンカーとして使えないか考えてみた。 単なる在庫消化ではなく、根掛かりを減らすという目的を持った実験でもある。
重さや素材による沈み方の違いは、あとで ナスオモリの沈み方を見比べるWebアプリ にもまとめた。20gと30g、鉛とタングステンの差をざっくり見たいときは、記事内のシミュレーターから条件を動かせる。
ジェットシンカー
まず目に留まったのがジェット天秤だった。 その形状を眺めているうちに、ふと「半分にしてしまったらどうなるだろう」と思った。

ジェット天秤は飛距離に優れ、巻き取り時には自然に浮き上がる。 この特性は、根掛かり対策としても理にかなっている。 その一部を切り出せば、ダウンショット用シンカーとして成立するのではないか。 名付けて「ジェットシンカー」である。
8号天秤で31gほどになる。
(後日、実釣での感想を追記予定)
Nutsシンカー
ジェット天秤を解体した時に余ったステンレス棒に、ナツメオモリを2〜3個通して完成させたスティック型のシンカー。 ピーナッツやインゲン豆のような見た目の形状から「Nutsシンカー」と命名(ナツメオモリの複数系の意味も含んでいる)。
写真では、スーパーXと熱収縮チューブで固定し、カラーリングしている。

自由にナツメオモリを組み合わせて、さまざまな重さのシンカーが作れることが魅力。 また、ひとつの天秤から二つのシンカーが生まれたことに、妙な満足感がある。
普段使っているDECOYのスティックシンカー28g(写真中央)と比較しても、代用できそうな感じ。 スティックシンカーの予備としても頼もしい。
(後日、実釣での感想を追記予定)
TGフロートシンカー
バレットシンカーと発泡材(ウキ)を合体させ、水中で自立するのがフロートシンカーである。
圧倒的に根掛かりが少ないため、安心して遠投できる。 初めて入る海の地形を探るためのシンカーとしても活躍する。

こちらの記事 のように、初期はワインコルクと鉛のバレットシンカーを組み合わせて作っていた。 しかし、形状がラフなぶん空気抵抗が大きく、飛距離が伸びない。 そこでバレットシンカーをタングステンへ変更し、発泡材も10mm径の細身なものへ進化している。

また、発泡材の長さは浮力と遠投性に直結する。 全長が長いほど根掛かりの回避には優れるが、空気抵抗が増して遠くへ飛ばしづらくなる。 そのバランスをどう取るかが、製作の難しさでもあり面白さでもある。
さて、万能感あふれるTGフロートシンカーだが、使い続けるうちに欠点も見えてきた。
浮力があるため流されやすく、ラインから伝わる情報量が少ない。 ゴロゴロした地形を感じたり、微細なアタリを感じ取ったりする釣りには、やや不向きである。
実際、 先日の釣行 では、フロートから通常のスティックシンカーに変えた途端、釣果につながった感がある。
それでも、根掛かりが多い場面では必須と言ってよいほどなので、釣りのたびに必ず持参している。
糸オモリ製スティックシンカー
ある記事で見かけた方法を、自分なりに解釈して製作してみた。

ステンレス棒にゴムチューブを通して芯材とし、そこへ糸オモリを巻き付けていく。 最後に全体をセルロースにどぶ漬けして固定したら完成だ。
製作は思いのほか大変で、きれいに巻き付けるのも難しい。 まだまだ試作段階である。
(後日、実釣での感想を追記予定)
石オモリという発想
まだ試してはいないが、いずれ実現したいのが石オモリだ。 ゴロタ浜の石から1oz程度のものを選び、そのままシンカーとして使えないか構想中。

ただしこれは、これまでの「根掛かりしにくくする」という発想とは逆になる。 むしろ「ロストしやすくする」設計にする。
ハリス止め式にして、根掛かりしたら切れるようにする。 そうすれば石はそのまま海へ戻るだけで、環境負荷も少ない。
釣りと環境の折り合いをどうつけるか。 その一つの答えとして、いつか試してみたい。
(試したら感想を追記予定)
