結論から言うと、直射日光が午前中の1時間ほどしか当たらない東京のベランダでも、チンゲン菜はタネまきから約80日で収穫までたどり着けました。この記事は、2020年の夏にプランターへタネをまいたチンゲン菜の栽培記録です。日当たりに自信のないベランダで、まずは葉物野菜から始めてみたい方の参考になればうれしいです。先に要点をまとめておきます。
- 45cmプランターに条まきし、間引きを重ねながら最終的に3株まで絞って栽培
- 土はラディッシュを育てた古土を再利用(リサイクル材と苦土石灰を混ぜて調整)
- カビらしき症状には藁マルチで泥はね対策、虫の飛来には防虫ネットで対応
- 種袋の目安は40〜60日だが、わが家では日当たりの関係か収穫まで約80日かかった
チンゲン菜の特徴と育て方

チンゲン菜の特徴と育て方をまとめてみました。 チンゲン菜のタネ撒きは夏から秋にかけて行います。種袋の目安では、40〜60日程度で収穫できることになっています。 ただし、これはあくまで日当たりがよい場合の目安のようです。わが家のように日照時間の短いベランダだと、もっと時間がかかることもあります(今回は約80日かかりました)。
チンゲン菜のタネ撒き(2020年7月30日)
45cmのプランターを使って、チンゲン菜のタネを条まきしました。 チンゲン菜は大株にならないので、小ぶりなプランターでも大丈夫です。
▼ タネはこちらのものを使いました。

もし、プランターに余裕がないようでしたら、小ぶりなミニチンゲンサイを育ててみるのも良いかもしれません。
土は、以前ラディッシュを植えていた古土を使用。チンゲン菜もラディッシュもアブラナ科なので、連作障害を考えると本来は土を変えたほうがよいとされています。結果からいえば、今回は大きな問題なく収穫までたどり着けましたが、あくまでわが家の一例とお考えください。 日本は酸性の雨が多いので、土が酸性に傾きやすいらしいです。なので、苦土石灰(アルカリ性)を加えることで、酸性に傾きすぎないようにしました。
また、プランターの両端に元肥となる化成肥料を埋め込みました。
母親に教えてもらったのですが、このようなリサイクル材を混ぜると古土でも使い回すことができるそうです。
発芽(2020年8月2日)
今年の東京の梅雨明けは8月1日でした。 タネをまいてから、わずか2、3日で発芽しました。アブラナ科のチンゲン菜は成長がはやいようです。これなら収穫が期待できそうですね。

間引き(2020年8月3日)
1箇所あたり2、3株が残るように間引きました。 間引きの基準は「徒長してるもの」「曲がってるもの」「形のわるいもの」「葉色のわるいもの」です。

本葉(2020年8月7日)
種まきから一週間経ち、本葉が出てきました。

本葉三枚、間引き(2020年8月13日)
本葉三枚まで育ってきたので、1箇所あたり1本の株にするため間引きます。45cmのプランターで、6株を育てていきます。

カビ発生(2020年8月16日)
チンゲン菜の葉に、カビらしき症状があらわれてしまいました。うどんこ病でしょうか?素人判断では病名の特定まではできませんが、すぐに摘み取りました。アブラナ科ではよく見かける症状とはいえ、まだ芽生えたばかりの段階で病害虫にやられるのは、早すぎる気がします。
もしかしたら、ラディッシュの古土を使ってしまったのが良くなかったのかも?カビの菌が土に混ざっていて、水やりの時などに土が跳ねて感染したとか?色々考えてしまいます。
できうる対処として、泥はね防止をするため藁マルチを敷いてみます。また、カビが出ている間は、葉に直接水をかけるのは控えたほうがよいといわれているので注意します。

藁マルチは泥はね対策のほかに、夏場の土の乾燥をやわらげる効果も期待できるので、敷いておいて損はないと思います。
防虫ネット(2020年8月19日)
この時期になると都内でも、カメムシやアリ、コバエなどの虫が飛来してきます。そこで、防虫ネットを使って防虫対策を行いました。

虫が、野菜の葉をすこし食べるくらいならまだかわいいものですが、病気のもとを運んでくることもあるといわれています。葉物野菜にはできるだけ薬剤を使いたくなかったので、先に防虫ネットを張っておくことにしました。物理的に虫を寄せつけないので、だいぶ安心感があります。
防虫ネットで巾着袋の形を作り、プランターを包み込むようにしました。防虫ネットを縫うのは大変なので、ホッチキスでつなぎあわせています。見た目は不格好ですが、これでも効果はじゅうぶんでした。
追肥(2020年8月21日)
タネ撒きから約20日たったので、この日、追い肥を行いました。脇に溝を掘り、20gの肥料を撒きました。

間引き(2020年9月6日)
チンゲン菜が密集してしまったので、6株から4株へ間引きました。間引いたチンゲン菜は炒め物にして美味しく頂きました。

追肥、土寄せ(2020年9月25日)
この日までに3株のチンゲン菜が残っています。
当初は9月中旬に収穫できる予定でしたが、チンゲン菜のお尻がおおきくならないので、収穫を見送っています。
外葉が黄色くなってきたので、素人判断ではありますが肥料不足かもしれないと考え、追肥を行いました。

また、チンゲン菜の根が地面に出ていたので、土寄せを行いました。 プランター菜園は、水やりや雨によって土が流れてしまいます。そのため、土量がすくなくなって根が出てきてしまうのです。追肥などのタイミングで、土寄せをしてあげましょう。
土寄せその後(2020年9月30日)
土寄せ効果のおかげか、しっかりとした状態で成長するようになりました。

収穫(2020年10月6日)
キレイにお尻がまるまりませんが、1株だけ収穫することにしました。スーパーで売っているチンゲン菜のように、キレイなかたちではないですが、じゅうぶん育ってくれたのでよしとします。

ところで、チンゲン菜の収穫に2か月以上かかってしまったのは、おそらく日照不足が大きかったのだと思います。わが家のベランダで直射日光が当たるのは、午前中の1時間ほどしかありません。それでも時間さえかければ、野菜はたくましく育ってくれるものですね。
最後の収穫(2020年10月16日)
この日、最後の株を収穫しました。チンゲン菜のタネ撒きを行ってから、約80日間育ててきました。日当たりがもっとよければ、種袋の目安どおり40日から60日で収穫できたのかもしれません。 時間はかかりましたが、病害虫で全滅することもなく、特別な手間もかからなかったので、チンゲン菜は初心者の方でも失敗のすくない野菜だと思います。みなさんもチャレンジなさってみてください。
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収穫したチンゲン菜は、シンプルな炒め物にすると食感が活きておいしいです。
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今回のチンゲン菜栽培で使ったものをまとめておきます。チンゲン菜は大株にならないので、45cmクラスのプランターでじゅうぶんでした。