4月12日(日曜日)

この日は、山王海岸から御幸の浜あたりで釣りをした。

昨日今日と直リグをかなり投げ込んだものの、バイト後のような反応はあるのに、肝心のアタリがほとんどわからない。
ただ巻きのまま時間だけが過ぎていき、釣りとしてはかなり退屈だった。

そのかわり、ゴロタ浜の地形はだいぶわかってきた。

  • ゴロタ石であれば、ほとんど根掛かりの心配はない
  • 波打ち際で感じるブルブルは魚のアタリではなく、シンカーがゴロタ石に当たる振動である

今まで「これはアタリかもしれない」と思っていたものの正体が、少しずつ剥がれていく感じだった。

帰り際に試したハヤブサの立つ天秤

釣りも終盤になり、せっかく持ってきたので少しだけ試して帰ろうと思って、ハヤブサの立つ天秤を使ってみた。

キス鉤にパワーイソメ桜色。
何度もクサフグが釣れている場所へキャストする。

すると、いきなり明確なアタリが出た。

ぐんと引っ張る感じが手元まで来る。
そのまま少し待って、ゆっくり巻く。
しかしフッキングはしていない。

回収してみると、鉤以外の部分でパワーイソメだけがきれいに齧り取られていた。
たぶんクサフグの仕業だ。

それでも、ここでかなり驚いた。
たとえクサフグ相手でも、ここまでアタリがわかるのかと思ったからである。

アシストフックの着想

この日はパワーイソメを贅沢に丸ごと1匹付けていたので、フグに食われると消耗が激しい。
そこでふと思った。

もし鉤の根本で見切られているなら、尻尾にもアシストフックを付けたらどうだろうか。

尻尾はヒラヒラして、どう考えても一番食われやすい。
そこに針を追加すれば、最初のバイトも拾えるかもしれない。

試してみると、これがすぐに当たった。
一投でクサフグが釣れた。

クサフグ クサフグ

もちろん本命ではない。
それでも、この仕組みは使えると感じた。

フグだけでなく、ベラや他の魚のショートバイトにも対応できるかもしれない。
今後の釣果につながる可能性がある。

なぜ立つ天秤は感度がいいのか

ジェット天秤と比べると、ハヤブサの立つ天秤のほうがアタリの感度が高いように感じた。

理由はたぶんこうだ。

  • 天秤部分がバネのように働き、自動合わせに近い役割をしている
  • 魚が餌を引っ張って離した時、その振動がビヨンビヨンと残って手元に伝わる
  • メインラインとハリスがアームを通して直結に近く、情報が抜けにくい

一方でジェット天秤は、メインラインとハリスの間にシンカーの重量が挟まる。
そのぶん振動が吸収され、アタリが鈍くなるのではないか。

まだ仮説ではあるが、少なくとも体感としてはかなり違った。

ちなみにハヤブサの立つ天秤は、持ち運びもかさばらなくて超便利!

ハヤブサの立つ天秤

アタリがあるだけで釣りは一気に楽しくなる

この日いちばん大きかったのは、クサフグを釣ったことそのものではない。

アタリを感じられるだけで、釣りがここまで楽しくなるのかと実感したことだった。

アタリがわからないと、魚が食っていてもそのままずるずる引いてしまい、せっかくの魚を離してしまう。
どうも、そんなことをずっと繰り返していたらしい。

つまり、釣りではフィードバックがものすごく大事なのだ。

餌釣りなら、多少鈍くても魚は食ってくれるのかもしれない。
しかしワームや疑似餌に近い釣りでは、違和感を与えた瞬間に見切られやすい。
だからこそ、魚とのやり取りを感じ取れることに意味がある。

ロッドについても見方が変わった

9.6ftのML、ルアーウェイト最大35gのロッドは、サーフにちょうどいい感度なのではないかとも思った。

ちょい投げができて、小さなアタリもある程度拾える。
少なくとも今回の用途では、遠投用の振り出し投げ竿より扱いやすい。

もし本格的な投げ竿だったら、アタリはもっとわかりづらいし、持ち続けるのも大変だったはずだ。

このあたりは、飛距離だけでなく「情報量」とのバランスで考える必要がありそうだ。

次回試したいこと

  • パワーイソメを寸分違わずまっすぐ付ける
  • パワーイソメ用のアシストフックを洗練させる
  • ジェット天秤と立つ天秤の感度を比較する
  • オモリだけでキャストして、地形のフィードバックと飛距離の違いを把握する
  • フグを練習台にして、針サイズや針外しの精度を見直す

また、パワーイソメと小型スプーンの組み合わせも試してみたい。
フグが集まる状況を嫌うのではなく、その場の活性の高さを利用して本命を引っ張り出す発想は面白い。

スプーンの代わりに弓角が使えないか、という発想もある。
まだ思いつき段階だが、こういう仮説を次回すぐに試せるのが釣りの面白さだと思う。

まとめ

この日は、何か大きなものを掴んだ気がした。

釣れた魚はクサフグでも、得られたのは「アタリとは何か」という感覚だった。
地形の振動と魚の反応を区別できるようになれば、釣りの解像度は一気に上がる。

しばらくは、飛距離や仕掛けの複雑さよりも、まずは手元に伝わるフィードバックを重視して組み立てていきたい。

釣行データ

fish-info --lat 35.2556 --lon 139.1597 --place '小田原' --date 2026-04-12 --hour 13

Generated by shell-toolbox / fish-info.sh

  • 日付: 2026年4月12日
  • 時間: 13:00
  • 場所: 小田原
  • 天気: 快晴
  • 気温: 17.1℃
  • 風: 南 3.7m/s
  • 気圧: 1012.1hPa
  • 波: 0.5m / 南南東 / 周期8.4s
  • 海水温: 16.3℃
  • 潮: 長潮
  • 日の出: 05:15
  • 日の入: 18:12
  • 月齢: 24.5

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