ミツバは半日陰のベランダでもよく育ちます。育てた環境は、東京都内のかなり日当たりの悪いベランダです(10時頃に1時間ほど直射日光が当たるのみで、日中は隣のマンションの壁に反射した光のおこぼれをもらう程度の日陰状態。2階の位置で風当たりは強くありません)。この記事では、その環境で実際にミツバを育てた記録をもとに、育て方の手順、ハダニが出たときの対処、1年後のようすまでをまとめます。水さえしっかり与えれば手をかけずに育てやすい野菜なので、日照の弱いベランダで何を育てるか迷っている方の参考になればうれしいです。
ミツバの育て方
それでは、ミツバの育て方ざっくりと説明していきます。
ミツバは春または秋に種まきをします。暑いところが苦手ですので、日陰のベランダなら育てやすいのではないでしょうか。ただし、エアコンなどの室外機の近くで育てるのは避けてくださいね。
まずはプランターを用意し、鉢底石を敷いて土を入れましょう。
次に、タネを土の表面に撒きます。タネに土は被せないでください。好光性と言って、ミツバのタネは発芽に光が必要なのです。 ちなみに「シソ」も同じ好光性です。優しく水やりをして、発芽を待ちましょう。
植物が混み合ってきたら、成長の悪そうなものから間引いてください。草丈が20cm位になったら、株もとから切り取って収穫します。再生力が強いので、またすぐに葉ができます。
1ヶ月に一回、追い肥(おいごえ)を行います。野菜の根に直接触れないように、肥料をプランターの脇に肥料を埋めてください。
▼このように、スーパーで売られているミツバ(糸ミツバ)よりも葉が大きく立派です。少量だけ摘み取ってアサリやシジミの味噌汁に入れと最高ですよね!大量に収穫できた場合は、さっと茹でてワサビ醤油で和えるとこれまた絶品です!ぜひ皆さんもミツバを育ててみてくださいね!

フェルトプランターのおすすめ
ところで私はフェルトプランターを使って都内ベランダ菜園をしています。25Lの大容量ですが、フェルトプランターは フチを折り曲げることで自由にサイズを変えられます。 葉物野菜は少なめの土でも十分育ちますのでフチを折り曲げて使っています。フェルトプランターなら捨てるときも簡単なので、都内のベランダ菜園におすすめです。
また、フェルトプランターはほどよく水はけしてくれるので、鉢底石が必要ありません。水持ちも良く、プラスチックプランターでは一度の水忘れでも野菜に致命的ダメージを与えかねませんが、フェルトプランターならそうはなりません。
ハダニの被害
ミツバの葉がところどころ黄色くなっているのが気がかりでしたが、どうもハダニの仕業ということ分かりました。黄色くなっているミツバの葉の裏をスマホマクロレンズで拡大してみました。


赤いのと黒いダニらしきものがうじゃうじゃいました。><
実は、ミツバの近くでパクチーを育てていたのですが、こちらはすっかり枯れていて放置していました。よく見ると小さな蜘蛛の巣のが葉に張られています。調べてみるとこれがまさにハダニでした。ハダニは蜘蛛の仲間なのです。クモの中には害虫を捕食してくれる益虫もいますが、ハダニは植物の栄養を吸い取って成長を止め枯らせてしまうので害虫です。パクチーのハダニがミツバへ移ってしまったのかもしれません。

農薬で対処
対処方法として、水攻めや牛乳を混ぜた水で窒息させる方法などが検索でヒットしますが、この手の民間療法は前年のトマトのサビダニで効果を感じられず懲りていたので、今回は農薬を使ってみることにしました。
選んだのは、名前を聞いたことがあって安く手に入る「マラソン乳剤」です。ハダニだけでなくアブラムシにも使える薬剤で、希釈して霧吹きで散布しました。
⚠ 農薬は、使える作物・希釈倍率・収穫前に何日あける必要があるか(収穫前日数)が製品ごとに決まっています。作物によっては登録がなく使えないこともあるので、使う前に必ず手元の製品ラベルを確認し、記載どおりの倍率と日数を守ってください。ここに書いているのは、あくまで私が自分のベランダで使ったときの記録です。
匂いはかなり強烈で、散布したときは正直ひきました。ただ、無臭の薬剤よりは「農薬を使っている」という自覚が働く分、慎重に扱おうという気持ちにはなります。なお魚には有害なので、近くのビオトープはビニールで全面を覆い、農薬が絶対にかからないように対処しました。
1年後
それから1年がたち、ミツバも冬を越して春になったらまた勢いよく葉が茂っていきました。
なんだか昨年よりも元気に育ってますね。冬を越して鍛えられたのでしょうか?
6月頃になるとミツバの花が咲き始めました。豆粒のように小さな花を咲かせるんですねぇ!



夏になると葉の成長は衰えていきます。毎日30度を超える猛暑ですから、ミツバにとっては厳しい季節なのかもしれません。 また秋以降の収穫に期待したいと思います。
半日陰で育てやすかった葉物
日当たりの弱いベランダで何を育てるか迷っているなら、ミツバ以外の葉物も候補になります。
どちらも直射日光が少ない環境で育てた記録です。トマトのような実のなる野菜より、ミツバや大葉のように葉を食べる野菜のほうが、半日陰のベランダでは結果を出しやすいと感じています。
関連アイテム
今回のベランダ菜園で使いやすかったものをまとめておきます。フェルトプランターは葉物野菜とも相性が良く、都内の省スペース栽培でも扱いやすいです。