Cloudflare Worker を使うと静的サイトにサーバーレスな受付口を作れて便利

Hugo のような静的サイトは、HTML を配信するだけならとても軽いのですが、 POST /api/... のような 小さい受付口 を足したくなることがあります。 例えば次のような用途です。 記事末尾の軽いリアクション お問い合わせの簡易受付 Slack への通知トリガー ちょっとした webhook の受け口 このとき、サイト全体を動的構成へ寄せるほどではないが、POST /api/... だけは欲しい、という場面があります。 そういう用途にちょうどよいのが Cloudflare Worker です。 今回は、Hugo サイトに軽いリアクション導線を追加した実例をもとに、 Cloudflare Worker + D1 + Slack でサーバーレスな受付口を作る方法 を、実際のファイルと設定をそのまま出しながらまとめます。 Cloudflare Worker と D1 は何をするものか まず役割を分けておきます。 Cloudflare Worker Cloudflare Worker は、Cloudflare のエッジ上で動くサーバーレス実行環境です。 ざっくり言うと、Cloudflare 側に小さな API を置ける仕組み です。 今回の用途では、POST /api/like を Worker で受けます。 Cloudflare D1 Cloudflare D1 は、Cloudflare が提供している SQL データベースです。 SQLite に近い感覚で使え、Worker から直接読み書きできます。 今回の用途では、次のようなイベント記録を保存します。 どの記事に対するリアクションか 同じ visitor がすでに送っていないか いつ送られたか Slack Incoming Webhook 通知先です。 新しいイベントがあったときだけ Slack に飛ばします。 ...

公開: 2026年4月22日 · Toshihiko Arai
Quake Radar の画面

日本の地震情報を地図と時間軸で見られる Quake Radar を公開しました

日本の地震情報を、地図と時間軸で視覚的に見られる Web アプリ Quake Radar を公開しました。 Quake Radar 日本の地震情報を地図と時間軸で確認 開く このアプリでできることを先にまとめると、次の3つです。 最近の地震を、地図と時間軸でまとめて見る 東日本大震災や熊本地震の流れを、一覧ではなく分布で見直す 文字の羅列だけでは掴みにくい揺れの連続性を、視覚的に追う 「とりあえず今どこで揺れが続いているのか見たい」ときや、過去の大地震を地図ベースで見直したいときの入口 として作っています。 地震情報は普段から文字や一覧で目にすることが多いですが、実際に地図上へ並べて、時間の流れと一緒に見てみると、見え方がかなり変わります。 どこで揺れが続いているのか、どのくらいの規模の地震がどの順番で起きたのか、一覧だけでは掴みにくい流れが少し直感的に見えてきます。 もともと私は、CLI で地震情報を確認するための簡単な仕組み を手元で使っていました。 ただ、数字や地名を追うだけでは分かりにくい場面もあり、地図やタイムラインで見られた方が理解しやすいのではないかと思い、この形にしてみました。 Quake Radar でできること Quake Radar では、最近の地震を地図上にプロットして、時間軸に沿って再生できます。 色は最大震度、円の大きさはマグニチュードに対応していて、地震の規模や揺れの強さがひと目で分かるようにしています。 また、最新の地震情報だけでなく、東日本大震災や熊本地震のような過去の大きな地震も、当時の流れをたどれる形で表示できます。 現時点では、東日本大震災と熊本地震を切り替えて表示できます。 文字だけで読んでいた時には見えにくかった流れも、地図と時間軸に載せるとかなり掴みやすくなります。 同じ地域で続いている地震、少し時間を空けて起きる大きな揺れ、広い範囲での分布などが、一覧よりも掴みやすくなります。 過去の大地震を見直すと印象が変わる 特に東日本大震災のデータを見ていると、本震だけを単独で捉えるのではなく、その前に大きめの地震があり、その後に本震へつながっていく流れが視覚的に残ります。 普段のニュースやテキスト中心の情報では、どうしても「大きな地震が起きた」という一点で記憶されがちですが、時系列で並べてみると、災害の見え方が少し変わります。 熊本地震のように、比較的限られた地域で強い揺れが連続するケースも、一覧ではなく地図で見ると特徴がかなり掴みやすくなります。 同じ「大きな地震」でも、揺れの広がり方や続き方に違いが見えてきます。 もちろん、過去のデータを見たからといって将来を予測できるわけではありません。 ただ、災害を単なる過去の出来事として忘れてしまわず、改めて備えを考えるきっかけにはなるのではないかと思っています。 このアプリを公開した理由 最初は、手元の地震情報を少し見やすくしたいという延長で作り始めたものでした。 ただ、実際に形になってくると、単なる自分用のツールとして閉じておくより、公開しておいた方が少しでも役に立つかもしれないと思うようになりました。 災害は、意識していないと日常の中ですぐ遠のいてしまいます。 大きな地震の記憶も、時間が経つとどうしても薄れていきます。 Quake Radar が、日々の地震活動を見たり、過去の大きな災害を見直したりする小さなきっかけになればと思っています。 データについて Quake Radar は、気象庁などの公開データをもとに再表示しているアプリです。 最近の地震は API 経由で取得し、過去の大きな地震については表示用に整理したデータを使っています。 公式発表そのものではないため、実際の避難判断や安全確保の判断は、必ず気象庁などの公式情報を優先してください。 関連記事 CLI で地震情報を確認するための簡単な仕組み おわりに 災害への備えは、何か大きな出来事があった直後だけ意識して、しばらくすると薄れてしまいがちです。 Quake Radar は、そんな時に少し立ち止まって地震の流れを見直し、災害を忘れないためのきっかけになればと思って公開しました。 もしよければ、実際に触ってみてください。 https://quake.apppppp.com/

公開: 2026年4月19日 · 更新: 2026年4月25日 · Toshihiko Arai
世界30カ国のiPhoneとAndroidのシェア率を比較【2026年版】

世界30カ国のiPhoneとAndroidのシェア率を比較【2026年版】

はじめに Note この記事は、/mobile-share-ios-android/ の更新版です。 最新の各国比較や世界全体の傾向を知りたい方は、この 2026 年版を読めば大丈夫です。 一方で、2023 年時点の各国グラフや当時の見え方をそのまま確認したい場合は、旧版記事も参考になります。 こんな疑問にお答えします。 2026年の日本で、iPhone と Android はどちらが多いのか 2023年版から見て、どの国で iPhone 比率が大きく変わったのか 世界全体では iPhone が伸びているのか、それとも Android が強いままなのか この記事では、StatCounter Global Stats のモバイル OS データをもとに、世界30カ国の iPhone と Android のシェア比を比較します。 2026年4月17日に確認した時点で、StatCounter 上で取得できる最新月は 2026年3月 でした。 なお、2023 年版からの変化が分かるように、前回記事と比較しながら読める構成にしています。 世界30カ国のiPhoneとAndroidのシェア率を比較【2023年最新版】 なお、本記事では iOS を実質的に iPhone ユーザー、Android を Android ユーザー とみなして比較しています。 3秒でわかる要点 世界全体の変化 ...

公開: 2026年4月17日 · 更新: 2026年6月28日 · Toshihiko Arai
ソーラークッカーで作ったじゃがバター

「ソーラーじゃがバター」ソーラークッカーで焼いてみた

はじめに 前回の記事では ソーラー焼き芋 をご紹介しましたが、今回は続いてソーラーじゃがバターを試してみました。 小ぶりのじゃがいもをよく洗い、天気の良い日にソーラークッカーへセットして1時間半ほど放置します。焼き上がったじゃがいもを半分に割ってバターをのせれば完成です。お好みで塩を振っても美味しくいただけます。 春に出回る小ぶりの新じゃがを使うと、火の通りもよく作りやすいと思います。 作り方 小ぶりのじゃがいもをよく洗う 天気の良い日にソーラークッカーへ入れる 1時間半ほど放置する じゃがいもを半分に割り、バターをのせる お好みで塩を振って完成 調理の様子 調理の様子はショート動画でも公開しています。 https://youtube.com/shorts/TYaEiIakwM8?feature=share 使ってみた感想 焼き芋と同じく、電気もガスも使わず、太陽光だけでここまで調理できるのはやはり面白いです。じゃがいもはさつまいもよりもあっさりしているぶん、バターとの相性が良く、シンプルながら満足感のある仕上がりでした。 一方で、このソーラークッカー自体には気になる点もあります。アイデアはとても面白いのですが、金属部分のバリがやや粗く、使っているうちにガラス管を傷つけそうな印象がありました。分解自体は簡単なので、アウトドア道具いじりが好きな方ならバリ取りなどの調整はできると思います。 また、ガラス管がむき出しに近い構造のため、乱暴に扱うと壊れやすそうです。災害時にも使えそうな発想の道具ではありますが、インフラが壊れるような大きな地震では、本体のガラスも無事では済まない気がします。そういう意味では、実用品としては面白い半面、やや繊細な道具という印象です。 取り扱いの注意 中の金属部分は火傷するほど熱くなります。取り出す際は、焚き火などで使う革手袋を着用した方が安全です。 また、海外配送では破損リスクもあるようです。実際に同じような商品をもう一度注文した際には、配送中に割れて届いたものもありました。試してみたい方は、そのあたりも踏まえて自己責任で選ぶのがよさそうです。 関連アイテム 今回のような調理を試すなら、まずはソーラークッカー本体が必要になります。取り扱いには十分注意しつつ、晴れた日の遊び道具としてはなかなか面白いです。 ソーラークッカー 革手袋

公開: 2026年4月16日 · Toshihiko Arai
ソーラークッカーで焼いた焼き芋

「ソーラ焼き芋」ソーラークッカーで焼いてみた

はじめに ソーラークッカーで焼き芋を作ってみました。 天気の良い日に日なたへ置き、小ぶりのさつまいもを洗ってセットしたら、あとは待つだけです。 ソーラークッカー 2時間後に取り出してみると、中までしっかり火が通りホクホクに焼けました。 調理の様子 調理の様子はショート動画でも公開しています。 https://youtube.com/shorts/49_NL0G5kFw?feature=share 焼き時間について 実際には、2時間も待たなくても十分ふかふかに焼き上がっていたのではないかと思います。 ただ、石焼き芋も焼き石の上で長時間保温されていることを考えると、多少加熱時間が長くなっても問題になりにくいのが、さつまいもの良いところですね。 ソーラークッカーの第一印象 この ソーラークッカー は、注文してから1か月ほど待って海外(中国)から届きました。 Amazon の写真ではメスティンが入るサイズに見えたのですが、実物は直径5cmほどの細いチューブ型で、思っていたより調理の幅は狭めです。 少し期待外れではありましたが、せっかくなのでしばらく使ってみることにしました。 中はガラス製の真空管のような構造になっていて、太陽光を取り込みつつ、温めた熱を逃がしにくい、いわば魔法瓶のような仕組みです。 ただし、ガラスは今にも割れそうなくらい薄く、取り扱いにはかなり注意が必要です。 実際、似たようなソーラークッカーをもう一つ注文したのですが、片方は配送中に割れていました。 梱包もかなり簡素だったので、海外発送の商品は相応のリスクがある前提で購入したほうが良さそうです。 しかも、決して安い商品ではありません。 この手のソーラークッカーを日本のどこかの会社が作ってくれたら面白いのですが。石油危機の昨今、案外バズる商品かもしれません。 実際に使ってみた感想 冬の寒い日でも、調理への期待は十分持てそうです。 太陽光に1時間ほど当ててから中のチューブを引き抜いて触ってみると、火傷しそうなくらい熱くなっていました。 初めてのソーラークッカーということもあり、その威力にはかなり驚かされました。 他の料理にも応用できそう ところで、焼き芋以外に何を調理したら面白いだろうかと考えてみました。 今回は「石焼き芋」を「ソーラー焼き芋」に置き換えたわけですから、同じように「石焼き」が付く料理を参考にすれば、いろいろなアイデアが広がりそうです。 元の名前 置き換え後 石焼きいも ソーラー焼きいも 石焼きビビンバ ソーラー焼きビビンバ 石焼きそば ソーラー焼きそば 石焼きチャーハン ソーラー焼きチャーハン 石焼きカレー ソーラー焼きカレー 石焼き麻婆豆腐 ソーラー焼き麻婆豆腐 石焼き親子丼 ソーラー焼き親子丼 石焼き牛カルビ丼 ソーラー焼き牛カルビ丼 石焼き海鮮丼 ソーラー焼き海鮮丼 石焼きうどん ソーラー焼きうどん 石焼きラーメン ソーラー焼きラーメン 石焼きホルモン ソーラー焼きホルモン 石焼きハンバーグ ソーラー焼きハンバーグ 石焼きチーズリゾット ソーラー焼きチーズリゾット 石焼きオムライス ソーラー焼きオムライス 石焼きナポリタン ソーラー焼きナポリタン 石焼き豚キムチ丼 ソーラー焼き豚キムチ丼 石焼きタコライス ソーラー焼きタコライス 石焼きドリア ソーラー焼きドリア 石焼きガーリックライス ソーラー焼きガーリックライス たとえば「ソーラー焼きビビンバ」を考えると、次のような構成になりそうです。 ...

公開: 2026年4月15日 · 更新: 2026年4月16日 · Toshihiko Arai
ハヤブサの立つ天秤

ハヤブサの立つ天秤は本当にアタリがわかりやすい

4月12日(日曜日) この日は、山王海岸から御幸の浜あたりで釣りをした。 昨日今日と直リグをかなり投げ込んだものの、バイト後のような反応はあるのに、肝心のアタリがほとんどわからない。 ただ巻きのまま時間だけが過ぎていき、釣りとしてはかなり退屈だった。 そのかわり、ゴロタ浜の地形はだいぶわかってきた。 ゴロタ石であれば、ほとんど根掛かりの心配はない 波打ち際で感じるブルブルは魚のアタリではなく、シンカーがゴロタ石に当たる振動である 今まで「これはアタリかもしれない」と思っていたものの正体が、少しずつ剥がれていく感じだった。 帰り際に試したハヤブサの立つ天秤 釣りも終盤になり、せっかく持ってきたので少しだけ試して帰ろうと思って、ハヤブサの立つ天秤を使ってみた。 キス鉤にパワーイソメ桜色。 何度もクサフグが釣れている場所へキャストする。 すると、いきなり明確なアタリが出た。 ぐんと引っ張る感じが手元まで来る。 そのまま少し待って、ゆっくり巻く。 しかしフッキングはしていない。 回収してみると、鉤以外の部分でパワーイソメだけがきれいに齧り取られていた。 たぶんクサフグの仕業だ。 それでも、ここでかなり驚いた。 たとえクサフグ相手でも、ここまでアタリがわかるのかと思ったからである。 アシストフックの着想 この日はパワーイソメを贅沢に丸ごと1匹付けていたので、フグに食われると消耗が激しい。 そこでふと思った。 もし鉤の根本で見切られているなら、尻尾にもアシストフックを付けたらどうだろうか。 尻尾はヒラヒラして、どう考えても一番食われやすい。 そこに針を追加すれば、最初のバイトも拾えるかもしれない。 試してみると、これがすぐに当たった。 一投でクサフグが釣れた。 もちろん本命ではない。 それでも、この仕組みは使えると感じた。 フグだけでなく、ベラや他の魚のショートバイトにも対応できるかもしれない。 今後の釣果につながる可能性がある。 なぜ立つ天秤は感度がいいのか ジェット天秤と比べると、ハヤブサの立つ天秤のほうがアタリの感度が高いように感じた。 理由はたぶんこうだ。 天秤部分がバネのように働き、自動合わせに近い役割をしている 魚が餌を引っ張って離した時、その振動がビヨンビヨンと残って手元に伝わる メインラインとハリスがアームを通して直結に近く、情報が抜けにくい 一方でジェット天秤は、メインラインとハリスの間にシンカーの重量が挟まる。 そのぶん振動が吸収され、アタリが鈍くなるのではないか。 まだ仮説ではあるが、少なくとも体感としてはかなり違った。 ちなみにハヤブサの立つ天秤は、持ち運びもかさばらなくて超便利! アタリがあるだけで釣りは一気に楽しくなる この日いちばん大きかったのは、クサフグを釣ったことそのものではない。 アタリを感じられるだけで、釣りがここまで楽しくなるのかと実感したことだった。 アタリがわからないと、魚が食っていてもそのままずるずる引いてしまい、せっかくの魚を離してしまう。 どうも、そんなことをずっと繰り返していたらしい。 つまり、釣りではフィードバックがものすごく大事なのだ。 餌釣りなら、多少鈍くても魚は食ってくれるのかもしれない。 しかしワームや疑似餌に近い釣りでは、違和感を与えた瞬間に見切られやすい。 だからこそ、魚とのやり取りを感じ取れることに意味がある。 ロッドについても見方が変わった 9.6ftのML、ルアーウェイト最大35gのロッドは、サーフにちょうどいい感度なのではないかとも思った。 ちょい投げができて、小さなアタリもある程度拾える。 少なくとも今回の用途では、遠投用の振り出し投げ竿より扱いやすい。 もし本格的な投げ竿だったら、アタリはもっとわかりづらいし、持ち続けるのも大変だったはずだ。 このあたりは、飛距離だけでなく「情報量」とのバランスで考える必要がありそうだ。 次回試したいこと パワーイソメを寸分違わずまっすぐ付ける パワーイソメ用のアシストフックを洗練させる ジェット天秤と立つ天秤の感度を比較する オモリだけでキャストして、地形のフィードバックと飛距離の違いを把握する フグを練習台にして、針サイズや針外しの精度を見直す また、パワーイソメと小型スプーンの組み合わせも試してみたい。 フグが集まる状況を嫌うのではなく、その場の活性の高さを利用して本命を引っ張り出す発想は面白い。 スプーンの代わりに弓角が使えないか、という発想もある。 まだ思いつき段階だが、こういう仮説を次回すぐに試せるのが釣りの面白さだと思う。 まとめ この日は、何か大きなものを掴んだ気がした。 ...

公開: 2026年4月14日 · Toshihiko Arai
魚の名前を英語で言ってみよう!【御幸の浜編】

魚の名前を英語で言ってみよう!【御幸の浜編】

この記事で分かることを先にまとめると、次の3つです。 御幸の浜のような観光地で、釣り中に外国人へ説明するときの言い回し アジ、サバ、フグ、人工リーフなど、小田原サーフで実際に使いそうな単語 「まだ初心者です」「今日は風が強いです」など、そのまま使いやすい短い表現 釣行記録としてだけでなく、小田原サーフで実際に使うかもしれない英語メモ として残しておきます。 4月11日、いつもの山王海岸〜御幸の浜へ出かけ、日中の釣りを楽しんできた。 先週末は実家で過ごし、しかも天候も悪かったので、釣りはできなかった。なので今回は2週間ぶりだ。 「ああしたら釣れるんじゃないか」「こうしたら釣れるんじゃないか」と、いろいろ試したいこと(※ほぼ妄想)が溜まっていて、期待は大きかった。 だけに、かなりの強風で心も折れた。 それでもシャッドテールが齧られたり(クサフグに違いないが)、坊主でもそれなりに生命感はあって、得られるものは多かったように思う。 Mキャロ L-9.6g フロートリグ x パワーイソメ 直リグ x 極小シャッドテール 直リグ x 極小シャッドテール さて、御幸の浜で釣りをしていると、小田原駅や小田原城も近いせいか、観光客らしき人がけっこうやってくる。 駅から海まではそれなりに距離があるのに、みんな歩いてくるのだろうか。 広大な海を間近にして、キャッキャとはしゃいでいる。 そんな中で釣りをしていると(こんな強風の中で釣りをしていたのは私だけだった)、遠くに外国人らしきファミリーが見えた。 ポイントを横に移動しながら釣っているうちに、そのファミリーとの距離もだんだん縮まっていく。 案の定、母親と息子が興味深そうに近づいてきて、じっとこちらを眺めていた。 こちらから話しかけないほうが気まずいほどだった。 釣りをきっかけに外国人観光客の親子と会話が始まるイメージ(魚が釣れていればね) 会話 私: “You like fishing?” (魚つりが好きですか?) 本当は「やあ、魚釣りに興味があるのかい?」くらいのことを言いたかった。 たぶん、もっと自然に言うなら “Are you interested in fishing?” あたりだったと思う。 外国人の母親: “Yes. Which fish can you catch here?” (好きよ。ここではどんな魚が釣れるの?) What ではなく Which と言っていた気がして少し困惑したが、そういう言い方もあるのだろう。 私: “I’m beginner.” (私は初心者) ...

公開: 2026年4月13日 · 更新: 2026年4月25日 · Toshihiko Arai

御幸の浜で遠投実験、飛距離は伸びても課題だらけだった

この2日間の結論を先にまとめると、次のような実験でした。 周期 9 秒前後のうねり日は、釣り開始前の時点でかなり厳しい 投げ竿と大型リールで飛距離は少し伸びたが、劇的ではなかった 仕掛けとオモリのバランスを崩すと、飛距離より先にロストが増える 釣行記録としてだけでなく、御幸の浜で遠投を試す前の失敗メモ として残しておきます。 3月28日(土曜日) 現場に到着したものの釣り人の姿がなく、嫌な予感がした。 案の定、うねりがひどく、釣りにならなかった。 ライブ映像で大磯海岸がサーファーで賑わっている時は、うねりが強いのかもしれない。 また、下田港の有義波周期が9秒以上で、波高も高い時はうねりが入っている可能性がある。 これは以前、 うねりで釣りにならなかった日 のグラフともよく似ている。 こうしたことから、釣行前に海の状態をある程度予測できそうだ。 同じ考え方の整理は、小田原ゴロタ浜でうねりが強かった日の記録 でもまとめています。 それでも小一時間ほど、釣りの練習だと思って試したいことをやってみた。 今回は8.6ftほどのシーバスロッドに、投げ竿で使うような大型のスピニングリールを装着。 これで飛距離がどの程度変わるのか、実験してみたかったのだ。 UNFIX S86M-5 x スーパーエアロ スピンジョイ 35極細 メインラインはPE0.8号。そこから0.8-6号13mの力糸をFGノットで結束し、1oz程度のシンカーを付けたダウンショットリグをフルキャストしてみた。 しかし、通常のリールと飛距離に大差はなかった。 飛んで60m程度がいいところ。 劇的に飛距離が伸びるかと期待していただけに、少し残念だった。 そのほか、糸オモリで作ったスティックシンカーも試した。 これは予想外によかった。 根掛かりしにくそうなわりに、底の地形が読めるだけの情報量があった。 一方で、期待していたナツメオモリを連結して作ったNutsシンカーは微妙だった。 底からの情報量が少なすぎる。 これは熱収縮チューブを被せてしまったことも大きな要因かもしれない。 当然ながらゴムなので、地形とオモリの間のクッションになってしまい、コツコツとした地形の感度が伝わらなくなってしまう。 エフェクター製作でいえば、熱収縮チューブが高周波をカットするローパスフィルターの役割を果たしているようなものだ。 釣り糸が振動という低周波を手元まで伝えていると考えると、その構造は糸電話にもよく似ている。 つまり、コンデンサや抵抗を使った電子工学以前のフィルターを、物質だけで形成しているようなものなのだ。 音響工学のような知識が、釣りにもまんざら応用できないわけではないのが面白い。 逆に、魚もこちらの振動を感じているのだとすれば、手元から低周波(音楽)などをスピーカーや骨伝導のような形で伝えて、食わせやすくすることはできないだろうか――などと空想した。 クサフグらしきアタリとサンドワームの破壊は見られたが、この日は坊主だった。 釣行データ(3月28日) fish-info --lat 35.2556 --lon 139.1597 --place '小田原' --date 2026-03-28 --hour 8 Generated by shell-toolbox / fish-info.sh 日付: 2026年3月28日 時間: 08:00 場所: 小田原 天気: 晴れ 気温: 11.3℃ 風: 北東 1.1m/s 気圧: 1014.6hPa 波: 0.6m / 南東 / 周期8.2s 海水温: 15.5℃ 潮: 若潮 日の出: 05:36 日の入: 18:00 月齢: 9.3 3月29日(日曜日) 下田のグラフを見る限り、昨日と変わらず有義波高周期は9秒以上。 そのため、うねりが激しく、釣りは厳しいだろうと予想していた。 ところが予想に反して、心配していたうねりはだいぶおさまり、比較的釣りがしやすい海だった。 ...

公開: 2026年3月30日 · 更新: 2026年4月22日 · Toshihiko Arai
ダウンショットリグのシンカーを考える|根掛かりと感度のあいだで

ダウンショットリグのシンカーを考える|根掛かりと感度のあいだで

釣り道具箱の中から、出番のなさそうな仕掛けをあさり、ダウンショットリグのシンカーとして使えないか考えてみた。 単なる在庫消化ではなく、根掛かりを減らすという目的を持った実験でもある。 重さや素材による沈み方の違いは、あとで ナスオモリの沈み方を見比べるWebアプリ にもまとめた。20gと30g、鉛とタングステンの差をざっくり見たいときは、記事内のシミュレーターから条件を動かせる。 ジェットシンカー まず目に留まったのがジェット天秤だった。 その形状を眺めているうちに、ふと「半分にしてしまったらどうなるだろう」と思った。 ジェット天秤は飛距離に優れ、巻き取り時には自然に浮き上がる。 この特性は、根掛かり対策としても理にかなっている。 その一部を切り出せば、ダウンショット用シンカーとして成立するのではないか。 名付けて「ジェットシンカー」である。 8号天秤で31gほどになる。 (後日、実釣での感想を追記予定) Nutsシンカー ジェット天秤を解体した時に余ったステンレス棒に、ナツメオモリを2〜3個通して完成させたスティック型のシンカー。 ピーナッツやインゲン豆のような見た目の形状から「Nutsシンカー」と命名(ナツメオモリの複数系の意味も含んでいる)。 写真では、スーパーXと熱収縮チューブで固定し、カラーリングしている。 自由にナツメオモリを組み合わせて、さまざまな重さのシンカーが作れることが魅力。 また、ひとつの天秤から二つのシンカーが生まれたことに、妙な満足感がある。 普段使っているDECOYのスティックシンカー28g(写真中央)と比較しても、代用できそうな感じ。 スティックシンカーの予備としても頼もしい。 (後日、実釣での感想を追記予定) TGフロートシンカー バレットシンカーと発泡材(ウキ)を合体させ、水中で自立するのがフロートシンカーである。 圧倒的に根掛かりが少ないため、安心して遠投できる。 初めて入る海の地形を探るためのシンカーとしても活躍する。 こちらの記事 のように、初期はワインコルクと鉛のバレットシンカーを組み合わせて作っていた。 しかし、形状がラフなぶん空気抵抗が大きく、飛距離が伸びない。 そこでバレットシンカーをタングステンへ変更し、発泡材も10mm径の細身なものへ進化している。 また、発泡材の長さは浮力と遠投性に直結する。 全長が長いほど根掛かりの回避には優れるが、空気抵抗が増して遠くへ飛ばしづらくなる。 そのバランスをどう取るかが、製作の難しさでもあり面白さでもある。 さて、万能感あふれるTGフロートシンカーだが、使い続けるうちに欠点も見えてきた。 浮力があるため流されやすく、ラインから伝わる情報量が少ない。 ゴロゴロした地形を感じたり、微細なアタリを感じ取ったりする釣りには、やや不向きである。 実際、 先日の釣行 では、フロートから通常のスティックシンカーに変えた途端、釣果につながった感がある。 それでも、根掛かりが多い場面では必須と言ってよいほどなので、釣りのたびに必ず持参している。 糸オモリ製スティックシンカー ある記事で見かけた方法を、自分なりに解釈して製作してみた。 ステンレス棒にゴムチューブを通して芯材とし、そこへ糸オモリを巻き付けていく。 最後に全体をセルロースにどぶ漬けして固定したら完成だ。 製作は思いのほか大変で、きれいに巻き付けるのも難しい。 まだまだ試作段階である。 (後日、実釣での感想を追記予定) 石オモリという発想 まだ試してはいないが、いずれ実現したいのが石オモリだ。 ゴロタ浜の石から1oz程度のものを選び、そのままシンカーとして使えないか構想中。 ただしこれは、これまでの「根掛かりしにくくする」という発想とは逆になる。 むしろ「ロストしやすくする」設計にする。 ハリス止め式にして、根掛かりしたら切れるようにする。 そうすれば石はそのまま海へ戻るだけで、環境負荷も少ない。 釣りと環境の折り合いをどうつけるか。 その一つの答えとして、いつか試してみたい。 (試したら感想を追記予定) 関連記事と道具 ナスオモリの沈み方を見比べるWebアプリを作りました ナスオモリ沈下シミュレーター 自作フロートシンカーで釣る、ごろた浜のちょい投げ ダウンショットリグはアタリがわかりやすい|サーフ地形を読む釣り スティックシンカー 糸オモリ フロートシンカー

公開: 2026年3月26日 · 更新: 2026年3月27日 · Toshihiko Arai
サーフで使ったフロートシンカーとダウンショットリグ

ダウンショットリグはアタリがわかりやすい|サーフ地形を読む釣り

小田原のサーフで、フロートシンカーとダウンショットリグを使い分けてみた釣行記です。 この日いちばん強く感じたのは、ダウンショットリグの情報量でした。底に当たる感触、石に触れる振動、魚のアタリがラインと竿先に出やすく、魚がいるかどうかを判断しやすくなります。フロートシンカーは根掛かり回避に強く、通常のシンカーは感度に強い。まず安全に地形を見てから、情報量の多い仕掛けで探る流れが良さそうです。 この釣行で分かったこと フロートシンカーは根掛かりを減らしやすい 通常のシンカーを使ったダウンショットは底の感触が伝わりやすい アタリを感じたらラインを緩めると、喰い込みを待ちやすい 根掛かりしそうな場所を先に把握しておくと、攻める範囲を決めやすい サンドワームは小さな魚の反応も拾いやすかった 3月22日 釣り 3連休、釣り三昧。 自作TGフロートシンカー × 胴付き仕掛け × パワーイソメで試すも釣れず。 根掛かりが圧倒的に少ないのは良いが、アタリが非常にわかりづらい。 それでも、根掛かりしやすそうな場所ではフロートシンカーでも引っ掛かる。 結局、強烈な根掛かりポイントに当たってしまい、シンカーをロスト。 気分を変えて、 スティックシンカー × ダウンショットリグ × 直付けフック × サンドワーム へ変更。 すると、すぐに反応があった。 圧倒的に違う「情報量」。 底に当たるシンカーの振動が、ラインを通して竿先にゴツゴツと伝わってくる。 地形が手に取るようによくわかる。 さらに、事前にTGフロートシンカーで地形を探っていたため、 根掛かりしそうなポイントも把握済み。 危険な場所を避けながら、ダウンショットでも安全に探れる。 しばらくすると、明確なアタリ。 底の感触とはまったく違う。 直付けフックなので、ラインを張りすぎると喰い込みが悪くなる。 違和感も与えやすい。 アタリを感じたら、すぐに竿を下げてラインを緩める。 そのままじっと待つ。 アタリは続くが、なかなか食い込まない。 軽く竿を煽って合わせてみる。 掛かった感触はない。 一旦回収。 すると、何か付いている。 マゴチの子どもなのか? いや、小さい。 この前釣れたササノハベラの幼魚のようなサイズ。 初めて釣れた魚種、そしてダウンショットでの初釣果。 サイズに関係なく、素直に嬉しい。 針はエラ付近にスレ掛かり。 すぐにリリース。 帰宅後に調べると、マゴチではなくメゴチ(ネズミゴチ)の特徴に近い。 メゴチはそれほど大きくならないため、このサイズでも成魚だった可能性がある。 キス釣りでは外道扱いされるが、食べると美味しいらしい。 次に釣れたら持ち帰ってみようか。 そう思ったが、さらに調べるとヤリヌメリの可能性もある。 こちらは強烈な臭いがあり、他の魚にも移るらしい。 持ち帰る際は要注意。 その後、すぐにクサフグもヒット。 パワーイソメよりもサンドワームへの反応が明らかに良い。 2インチでも問題なく食ってくるし、容赦なく噛みちぎられる。 ダウンショットリグは一気に気に入った。 これまで根掛かりが怖くて避けていたが、 フロートシンカーで事前に地形を把握しておけば、安心して使える。 ...

公開: 2026年3月23日 · 更新: 2026年4月26日 · Toshihiko Arai