日本の地震情報を、地図と時間軸で視覚的に見られる Web アプリ Quake Radar を公開しました。
このアプリでできることを先にまとめると、次の3つです。
- 最近の地震を、地図と時間軸でまとめて見る
- 東日本大震災や熊本地震の流れを、一覧ではなく分布で見直す
- 文字の羅列だけでは掴みにくい揺れの連続性を、視覚的に追う
「とりあえず今どこで揺れが続いているのか見たい」ときや、過去の大地震を地図ベースで見直したいときの入口 として作っています。
地震情報は普段から文字や一覧で目にすることが多いですが、実際に地図上へ並べて、時間の流れと一緒に見てみると、見え方がかなり変わります。
どこで揺れが続いているのか、どのくらいの規模の地震がどの順番で起きたのか、一覧だけでは掴みにくい流れが少し直感的に見えてきます。
もともと私は、CLI で地震情報を確認するための簡単な仕組み
を手元で使っていました。
ただ、数字や地名を追うだけでは分かりにくい場面もあり、地図やタイムラインで見られた方が理解しやすいのではないかと思い、この形にしてみました。
Quake Radar でできること
Quake Radar では、最近の地震を地図上にプロットして、時間軸に沿って再生できます。
色は最大震度、円の大きさはマグニチュードに対応していて、地震の規模や揺れの強さがひと目で分かるようにしています。
また、最新の地震情報だけでなく、東日本大震災や熊本地震のような過去の大きな地震も、当時の流れをたどれる形で表示できます。
現時点では、東日本大震災と熊本地震を切り替えて表示できます。

文字だけで読んでいた時には見えにくかった流れも、地図と時間軸に載せるとかなり掴みやすくなります。
同じ地域で続いている地震、少し時間を空けて起きる大きな揺れ、広い範囲での分布などが、一覧よりも掴みやすくなります。
過去の大地震を見直すと印象が変わる
特に東日本大震災のデータを見ていると、本震だけを単独で捉えるのではなく、その前に大きめの地震があり、その後に本震へつながっていく流れが視覚的に残ります。
普段のニュースやテキスト中心の情報では、どうしても「大きな地震が起きた」という一点で記憶されがちですが、時系列で並べてみると、災害の見え方が少し変わります。

熊本地震のように、比較的限られた地域で強い揺れが連続するケースも、一覧ではなく地図で見ると特徴がかなり掴みやすくなります。
同じ「大きな地震」でも、揺れの広がり方や続き方に違いが見えてきます。

もちろん、過去のデータを見たからといって将来を予測できるわけではありません。
ただ、災害を単なる過去の出来事として忘れてしまわず、改めて備えを考えるきっかけにはなるのではないかと思っています。
このアプリを公開した理由
最初は、手元の地震情報を少し見やすくしたいという延長で作り始めたものでした。
ただ、実際に形になってくると、単なる自分用のツールとして閉じておくより、公開しておいた方が少しでも役に立つかもしれないと思うようになりました。
災害は、意識していないと日常の中ですぐ遠のいてしまいます。
大きな地震の記憶も、時間が経つとどうしても薄れていきます。
Quake Radar が、日々の地震活動を見たり、過去の大きな災害を見直したりする小さなきっかけになればと思っています。
データについて
Quake Radar は、気象庁などの公開データをもとに再表示しているアプリです。
最近の地震は API 経由で取得し、過去の大きな地震については表示用に整理したデータを使っています。
公式発表そのものではないため、実際の避難判断や安全確保の判断は、必ず気象庁などの公式情報を優先してください。
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おわりに
災害への備えは、何か大きな出来事があった直後だけ意識して、しばらくすると薄れてしまいがちです。
Quake Radar は、そんな時に少し立ち止まって地震の流れを見直し、災害を忘れないためのきっかけになればと思って公開しました。
もしよければ、実際に触ってみてください。
