小田原市(西湘)で見られる野鳥〜2026年の記録

小田原市(西湘)で見られる野鳥〜2026年の記録

イカルチドリ 黄色いアイリングはコチドリほどはっきりせず、嘴もやや長く太めに見えることから、イカルチドリと判断した。初めて見る鳥だったが、河原の礫地を独特の間合いでゆっくり歩く姿が印象的だった。 私が近づくと警戒音を上げて飛び立ち、そのまま私の周囲を旋回するように飛び回った。近くに巣やヒナがいる可能性もあるのかも。 イカルチドリ 2026年2月 酒匂川にて撮影 アオジ ジョウビタキが3羽もいるのは珍しいと思っていたら、うち2羽はアオジだった。ようやく姿をはっきり確認できた。 アオジ 2026年2月 酒匂川にて撮影 藪の中を出たり入ったりしながら、地面を歩いて餌を探している。 思ったより警戒心が強くなく、距離を保てばしばらく姿を見せてくれる。 そのおかげで、何度もシャッターチャンスをもらえた。 ジョウビタキ オスは白髪混じりの頭に鮮やかな橙色の体。 一方メスは控えめな色合いで、同じ鳥とは思えないほど印象が違う。 そのせいか、メスの方が警戒心が強いように感じる。なかなかカメラに収めるのが難しい。 ジョウビタキ 2026年2月 酒匂川にて撮影 アオジとジョウビタキ ウグイス 家に帰って調べてみると、まさかのウグイスだった。 地味な色だと聞いていたが、実際に見るとやわらかな鶯色がとても美しい。派手さはないが、春の空気に溶け込むような上品な色合いだと思った。 「ほー法華経」と聞こえるあのさえずり。 ああ、これがウグイスかと、少し感動する。 動きは実に忙しい。細かく方向転換を繰り返し、枝から枝へと素早く移る。その落ち着きのなさは他の鳥と明らかに違い、一目で印象に残る。それでいて、同じ場所にしばらく留まることも多く、近くにいてもすぐには逃げない。思いのほかシャッターチャンスは多い鳥だと感じた。 ウグイス 2026年2月 酒匂川にて撮影 葦原で腰を下ろしてじっとしていると、足元のあたりからカサカサと乾いた音がした。 風に揺れる枯れ葉の音にしては規則的で、何かがいる気配がある。 音のする方へそっとレンズを向けると、藪の隙間をすばやく動く影。 息を止めてシャッターを切る。あとで確認すると、それもウグイスだった。 セグロセキレイ 街中でもよく見かけるハクセキレイに比べ、セグロセキレイは川辺で見かけることが多い。全体に黒の印象が強く、警戒心もやや高いように感じる。 セグロセキレイ 2026年2月 酒匂川にて撮影 ...

公開: 2026年2月19日 · 更新: 2026年2月24日 · Toshihiko Arai
東京を離れてトカイナカへ。一人暮らしの引越し手続き忘備録

東京を離れてトカイナカへ。一人暮らしの引越し手続き忘備録

20年以上過ごした東京を離れ、小田原へ引っ越した。 都内に住んでいた頃も5〜6年に一度は引っ越してきたが、そのたびに手続きを調べ直している気がする。未来の自分のために、今回の流れを忘備録として残しておく。 故・森永卓郎氏が著書で語っていた「トカイナカ」という言葉がある。都会と田舎のあいだ。小田原はまさにそんな場所だ。始発電車に乗れる機会も多く、ロマンスカーなら新宿まで約1時間30分。都心へのアクセスも悪くない。 私の場合は、海(釣り)と山(登山)への距離が決め手だった。3〜4年前から住む候補にしていた町であり、ようやくそれが実現した。 引越し先を決める 引越しの約1か月前、小田原へ宿泊し、不動産会社を訪問。絞り込んだ物件をいくつか内見して決定した。 物件検索は「ニフティ不動産」がおすすめ。SUUMOやHOME’Sなど複数ポータルを横断検索できるため効率が良い。 契約後、鍵を受け取る。通常3本渡されるので、退去時に返却できるよう大切に保管しておく。 旧住居でやること 解約届 退去日を決め、管理会社へ解約届を提出する。 スケジュールは余裕を持つこと。家賃は日割り計算になることが多いので、無理に詰め込む必要はない。 水道・電気・ガスの解約 東京ガス(ガス・電気)はWEBまたは電話で解約可能。 ガスは立会いが必要な場合もあるため、日程調整が欠かせない。 電気・水道は退去日ギリギリに解約する。水道もWEB申請可能。 退去立会い 旧住居はできる限り元の状態に戻すつもりでキレイに掃除する。鍵と印鑑を持参し、立会いに臨む。 新居でやること 電気は仲介業者経由で開通済み。後日届く書類からクレジットカード払いを申請。 水道はWEBで開通手続き。 ガスは電話で申込み。立会い必須。 今回はプロパンガスのため、開通時に保証金1万円が必要だった(退去時返却予定)。 転出届・転入届 東京から神奈川へ住所変更。 マイナンバーカードがあれば転出届はオンライン申請可能。 転入届はオンライン申請後に、市役所を訪問する必要がある。 主な手続きは以下。 ・住民票更新 ・マイナンバー住所変更 ・国保・年金の住所変更 その後、警察署で運転免許証の住所変更。 市役所と警察署はどちらも混み合うため、半日程度の余裕を見ておく。 郵便 e転居 旧住所宛の郵便を1年間転送してくれるサービス。WEB申請可能。 あくまで一時的措置なので、転送された郵便物の差出元には個別に住所変更を行う。 引越し作業 今回は業者を使わず、断捨離を徹底。 荷物は140〜160サイズの段ボール3箱に収まり、宅急便で発送。集荷・日時指定込みで8,000円台。 洗濯機は手放したが、結局新居で再び購入。冷蔵庫というかクーラーボックス型のポータブル冷蔵庫を使っていたが、こちらは断捨離。新居では冬のため冷蔵庫なしで快適な生活が送れている。 当たり前だが荷物を減らせば、引っ越しも楽だし引越し費用もかからない。この段ボールの中にはなんと、ベッドや机、イスも入っている。 荷物が届くまでの間、最低限の生活必需品だけ手元に置いておきたいので自力で搬送。シェラフ、クローズドセルマット、ガスバーナー、衣類などがそれにあたる。 自転車の輪行 一番大変だったのは自転車。 解体し、輪行袋で別日に運搬。通勤ラッシュを避けるため前乗りしホテル泊。 10:29発は混雑で断念。 10:40発の普通列車(平塚行き)最後尾に乗車。途中で座席が空き、PC作業をしながら移動。 平塚で特別快速に乗り換え。小田原到着後、自転車を組み立てる。 東京では考えられない空き具合に、すでにトカイナカを感じた。 その他住所変更 ネット銀行 クレジットカード Amazon配送先 Appleアカウント 各種WEBサービス 共済の住所変更 確定申告の住所変更 自転車の防犯登録住所変更 森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ 人生を変える断捨離 断捨離 私らしい生き方のすすめ

公開: 2026年2月13日 · 更新: 2026年2月27日 · Toshihiko Arai
コンロをやめてOD缶・CB缶で自炊する。限られた火力で暮らすことで、資源への感覚をリセット

コンロをやめてOD缶・CB缶で自炊する。限られた火力で暮らすことで、資源への感覚をリセット

小田原に引っ越して、プロパンガスになった。 しかもキッチンのコンロは不調だった。左の強火側は、十回に一回つけばいい方。開通時にガス会社の人が「弁が劣化しているかもしれない」と言っていたが、二週間経っても改善せず、結局交換してもらうことになった。 その間、ほとんどコンロを使う気になれなかった。 さらに、プロパンは高い。 東京の都市ガスと比べると、体感では三〜四倍の勢いだ。 いっそ、キャンプ道具で暮らしてみたらどうだろう。 そう思うのも、自然な流れだろう。 CB缶もOD缶も持っている。防災用という名目もあるが、単純にアウトドアギアが好きなのだ。ミニマムで、スタンドアロンで、どこでも完結する感じがいい。 ただ、その道具たちはほとんど出番がない。キャンプに行くわけでもないのに、なぜか揃っている。 中でもOD缶の500g缶が好きだ。寒冷地でも火力が安定するという、いわゆるアウトドア用のガス。そんな高性能な燃料を自宅で使う。少し贅沢な気持ちにもなる。 とはいえ、やることは湯を沸かし、簡単な料理をする程度だ。 毎日お茶を沸かし、簡単な食事を作っても、缶はなかなか減らない。一本800円台。二週間は余裕で持ちそう。そう考えると、決して高いとも言えない。 もちろん、無意識に節約している。火を小さくする。無駄に煮込まない。目を離さない。効率の良いクッカーを選ぶ。 それが、妙に楽しい。 都市ガスやプロパンは、ひねれば出る。止めなければ出続ける。 だからこそ、「有限」という感覚を持ちにくい。 しかしOD缶は、手に持てば重さで残量がわかる。 減っていくことが、物理的に実感できる。 有限だと、人は丁寧になる。 というより、慎重にならざるを得ないのかも。 火を絞る。 無駄を減らす。 必要な分だけ使う。 電気や水道、日用品も同じだろう。山のようにストックがあれば雑になる。最小限なら、自然と扱いが丁寧になる。 キッチンだけでも限られた火で暮らしてみると、資源への感覚が少しだけリセットされる。 私たちが日々使っている燃料は、海を渡ってやってくる圧縮エネルギーだ。それを家の中で自由に使えること自体、本来はかなり贅沢なはずだ。 別に節約の話をしたいわけではない。 あくまで「面白い実験」だ。 不便さは、感覚を研ぎ澄ます。 日常が、少しだけサバイブになる。 ただし、ここで強く言っておきたい。 室内でキャンプ用の火器を使用することは、非常に危険である。 私は短時間の使用に限定し、目を離さず、安定した場所でのみ使用している。それでもリスクはゼロではない。 ガス管や可燃物をコンロの上に置くなど論外だ。地震で倒れれば即火災につながる。 この記事は推奨でも指南でもない。 安易に真似をしてほしくない。 万が一の責任も負えない。 火は便利だが、制御を誤れば一瞬で火災になる。 ガスボンベが熱くなるほどの大きな鍋は使わない。 長時間使用しない。 目を離さない。 これらは絶対だ。 話は戻るが、都市ガスを否定するつもりはない。インフラは社会の基盤であり、恩恵そのものだ。 ただ、ときどき「無限だと思い込んでいる感覚」を手放してみる。 最小限で回してみる。 見え方が少し変わる。 ……とはいえ。 今のところ、これらの実験はキッチンに閉じている。 風呂だけは、しっかりプロパンの湯船に浸かっている。 そこまでサバイブする度胸が、今のところない。 キャプテンスタッグ レギュラー ガスカートリッジ CS-500 トランギア 325ケトル 0.6L TR-325 snow peak ギガパワーストーブ

公開: 2026年2月12日 · 更新: 2026年2月27日 · Toshihiko Arai
凍結と水が出るありがたさ

凍結と水が出るありがたさ

小田原に引っ越してまだ1週間ほどで、記録的な大雪に見舞われたときの記録です。翌朝に水道が凍結して水が出なくなり、湯船に残していた水とペットボトルの水にかなり助けられました。 この記事は専門的な凍結対策の解説ではなく、実際に水が出なくなった朝に何が困り、何が役に立ったかのメモです。マンションでは凍結箇所が分かりにくかったため、熱湯をかけるような無理な対処はせず、部屋を温めながら様子を見ることにしました。 小田原に引っ越してまだ1週間ほど。 そんなタイミングで、記録的な大雪に見舞われた。雪の警報も出ていた。 そして雪が積もった翌日の朝。 水道が凍結して、水がまったく出なくなった。うっかりしていた。 時刻は10時過ぎ。トイレも洗面所もキッチンも、どこをひねっても水は出ない。 水の備え 幸いだったのは、湯船の水を抜かずに残していたことだ。 これは東京に住んでいた頃からの習慣で、翌日も使えるようにそのままにしていることが多い。そのおかげで、手洗いや顔を洗うことはできた。 さらに、予備のペットボトルの水も何本か置いてあった。これがあるだけで、精神的な余裕はまったく違っていただろう。 夏場なんかは、湯船の水を長持ちさせるための漂白剤タブレットも使っている。あれを入れておけば、夏場でも2〜3日は水を保管できる。 いざという時のために、水を確保しておくことの大切さを改めて実感する。 凍結した時の対処法 凍結した水道管もいずれ溶ける。 もちろんそうは思っても、いつ溶けるのか? 水道局のホームページを見ると、凍結した場合は 「ぬるま湯をゆっくりかけて温める」 のが良いと書かれていた。 ただ、マンションの場合、どこが凍結しているのか分からない。共用部分なのか、部屋の配管なのかも判断できない。 しかも、熱湯をかけるのはNGらしい。急激な温度変化で、水道管が破裂する恐れがあるからだという。 とはいえ、マンションの構造がわかっていないため、うつ手なしと半ば諦めかけていた。 暖房で部屋を温める 期待は小さいが、ダメもとで部屋を温めることにした。 エアコンの暖房を強めに入れて、蛇口も少し開けたままにして様子を見る。 玄関やトイレの方まで暖気が行き渡るように扉を開けて、部屋全体に暖気が回るようにしてみた。 すると、30分ほどで変化が起きた。蛇口から、じわっと水が出てきたのだ。 「出た!」 水道から当たり前のように水が出ただけなのに、嬉しかった。 暖房の効果だったのか、時間が経って自然に解けたのかは正直分からない。 それでも消去法的な考えで、小さな原因を少しでも潰すと気持ちは楽だ。 小田原だけ雪が多い? それにしても不思議なのは、小田原って案外雪が多いのか? もしかすると、箱根の山にぶつかった寒気が持ち上げられて、雪雲が発達しやすいのかもと思ったり。山と海に挟まれた地形の影響で、このあたりだけ雪が多くなることもありえそう。 これからの対策 外の気温は4度ほどだった。凍結が解けたのは、やはり暖房の効果だったのだろうか。 いずれにしても、雪が降った翌日は凍結に注意しよう。これからは、そういう日は蛇口を少しだけ流しっぱなしにしておこうと思う。 そういえば、昔千葉に住んでいた頃は、「寒い日は水をちょろちょろ出しておく」というのが当たり前だった気がする。 その後に東京の便利快適な生活に染まった私は、すっかりその感覚を忘れていたようだ。 日常をキャンプのようなサバイバルだと思えば、これはこれで小さな楽しみだった。 関連アイテム 防災 水 保存 給水タンク

公開: 2026年2月10日 · 更新: 2026年5月6日 · Toshihiko Arai
身延山と下部温泉の小さな旅

身延山と下部温泉の小さな旅

父の大病の術後から、日常生活ができるくらいまで回復した父と母と、私の3人で身延山と下部温泉へ行った記録です。今回は長距離を歩き回る旅ではなく、身延山久遠寺、ロープウェイ、下部ホテルの料理をゆっくり味わう家族旅行になりました。 旅の中心は身延山でしたが、帰ってから写経を始めたり、迷っていた印伝の財布を買ったりと、日常に少し残るものもありました。観光案内というより、家族旅行の空気と、そこから派生した興味を残す記事です。 父の大病の術後から、日常生活ができるくらいまで回復した父と母と、私の3人で旅行へ行った。 近場でどこか行きたいところはあるか父に尋ねると、「身延山はどうだろう」という話になった。 身延山は、日蓮宗の総本山・身延山久遠寺があるところだ。 三島から東海道線で富士まで行き、そこから身延線の特急へ乗り換えて、山梨県の身延駅に到着する。途中の電車内では、雄大な富士山と富士宮市街の街並みを見渡せる景色が広がっていて、まさに壮大だった。 父はあまり長い距離を歩けないので、身延駅からはタクシーで久遠寺まで向かった。 久遠寺は日蓮宗の総本山だけあって、敷地も広く、建築物もどれも立派だ。 お寺や歴史、世俗のことに関して詳しくない私に対して、父はそういうことが大好きで、とても詳しい。こちらが聞いても聞かなくてもベラベラ喋ってくれる。 日蓮聖人は鎌倉時代の僧侶で、『立正安国論』という書を通して当時の政治や宗教を批判したことで迫害を受けながらも、「法華経こそが最も大切な教えだ」と強く説いていったらしい。 ざっくりいうと、日蓮聖人の教えでは、法華経をいちばん大切な経典だと捉え、その題目である「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」を唱えることで、だれでも成仏できると説いている、らしい。 だからこそ、一般の人にも仏教が広く広まったのだろう。厳しい修行をして自分さえ救われればいい、という感じがあまりないところに、「なるほど、大乗仏教も悪くないな」と思った。 家の祖母も生前、仏壇の前で「南無妙法蓮華経」と唱えていたことを思い出す。 ちなみに、創価学会も日蓮の法華経信仰に源流を持つ宗教の一つ。 身延山は植林された杉が多く、残念ながらこの季節にもかかわらず紅葉を楽しめるほどではなかった。 身延山頂へはロープウェイで登頂。山頂で蕎麦を食べて、何をするわけでもなく、そそくさとロープウェイで下山した。 一人旅であれば、ロープウェイを使わず歩いて登っていたかもしれない。 いや、ここら辺の山は勾配が急すぎて、登山初心者にはちょっと大変かもな、という感じもする。 菩提寺は日蓮宗のほかに、禅宗のお寺にもお世話になっている。 スティーブ・ジョブスも禅宗のお寺に通っていたことは有名だ。 私も瞑想は好きだし、ミニマルな考え方を好む。IT系で情報過多なこの時代、「マインドフルネス」という言葉が流行るくらいだし、仏教的な生活スタイルが見直されて重宝されるのも、なんとなくわかる気がする。 この旅がきっかけで、写経をやってみたくなり、帰宅後さっそく筆ペンと写経用のシートを購入した。 幼い頃に習い事で書道をやっていたので、止め・はね・払いなどの基本的なことは一応わかっているつもりだ。 とはいえ、タイピング生活に慣れきっていて筆記作業が激減しているのに加え、慣れない筆ペンと小さな文字サイズのコンボで、一文字書くのにとてつもなく集中力が必要になる。 楽しいのだけれど、書き順も曖昧だったりして、「もっと上手く書きたい」という欲も出てくる。 しかし、仏教的には欲はいけないんだよな? などと考えながら、日常の息抜きとして写経を続けてみようと思うのである。 話は戻って、宿泊先は身延駅から一駅離れた下部温泉にある「下部ホテル」だった。 大きなホテルで、ちょうど三連休の祝日ということもあり、大勢の宿泊客で賑わっていた。 着物姿のスタッフも丁寧な接客で、全体的に好印象。 そして、このホテルの何が素晴らしかったって、夕食の懐石料理である。 いつも宿泊先での料理を半分くらいしか食べない父が、今回は残さず全部食べていた。私が食べてもかなり満腹だったのに、信じられない。 それくらい美味しかった。塩味や甘味は最小限で、素材の良さを引き立たせてくれる。どれをとっても「美味しい」の一言。佃煮ひとつとってもきちんと美味しい。 料理長のセンスなんでしょうなぁ。自分一人の旅だったら、正直どんな料理でもいいのだけれど、家族旅行だと話は別だ。良いタイミングで良い宿に泊まれたことに感謝したい。 結局、旅館の料理が美味しいことが、一番わかりやすくその旅行を「良い思い出」にしてくれる。 熊の個体数が増えていると言われるのと同時に、鹿も増えているそうだ。高山植物を食べてしまったりして、山の生態系も変わってきているらしい。 少し前までは鹿の皮や骨、肉などにそれなりの需要があって活用されてきたが、現代ではそれも少なくなり、その分、鹿が増えてしまったのだとか。 「鹿をもっと活用すればいいのに」と思う。 鹿肉はわりと食べやすい印象だったから、もしスーパーに普通に並んでいれば、たまに買って食べると思う。 お土産で買おうか迷っていた印伝の財布。あれも鹿の皮で作られている。 印伝とは「インド伝来」が語源で、インドから伝わった技法だと言われているらしい。 結局やっぱり欲しくなって、ネットで印伝の財布を購入した。鹿の削減に貢献したい、という意図はなかったのだが、結果的にそういう意味も少し含んだ買い物になったのかもしれない。 軽くてゴワゴワしておらず、手に馴染む柔らかさがあって、とても良い。 そして今、その財布の横には、写経を始めたばかりの自分の辿々しい字が並んでいる。 関連記事 高尾山周辺を歩いた記録 小田原に引っ越して水道凍結した記録 関連アイテム 写経 セット 印伝 財布

公開: 2025年11月29日 · 更新: 2026年5月6日 · Toshihiko Arai
荒川付近で見られる野鳥〜岩渕水門から浮間公園あたり〜2025年の記録

荒川付近で見られる野鳥〜岩渕水門から浮間公園あたり〜2025年の記録

はじめに 関東の荒川、 岩渕水門 から浮間公園あたりで撮影した野鳥の記録です。写真はすべて2025年1月以降、この一年未満のあいだに撮影したものです。 このあたりは水辺、草地、木立が近い距離にまとまっていて、散歩やサイクリングの途中でも観察しやすい場所です。モズやジョウビタキのような小鳥、カワセミ、カモ類、サギ類まで、季節ごとに見える顔ぶれが変わります。 野鳥に興味を持つと、それまで雑音だった鳴き声が、意味を持ちはじめます。 「いま鳴いたのは誰だろう」と立ち止まり、 姿を探し、双眼鏡を向け、 やがて写真に残したくなる。 荒川の土手を歩く時間は、そんな小さな発見の連続です。 モズ ちょうどヒヨドリくらいの大きさだろうか。モズは肉食で、嘴がタカのように少し曲がっている。口の下に髭が伸びている。上の写真はモズのメス。モズのオスは、下の写真のように、過眼線(かがんせん)が黒く濃くなっている。 ジョウビタキ 浮間公園あたりの荒川サイクリングロード沿いの木々の中に、ジョウビタキのメスを発見。 頭は銀白色で、顔は黒く、お腹は鮮やかなオレンジ色をしているのがオスである。 オナガ 浮間公園で撮影。その名の通り尾がだいぶ長いため、大きく見える。からだ自体の大きさはヒヨドリくらいだろうか。 エナガ 浮間公園あたりの荒川サイクリングロード沿いの木々の中に、エナガの群れを発見。とても小さく、木の枝をすばしっこく移動する。 メジロ はじめスズメかと思ったが、よく観察するとメジロだった。すばしっこく自由に動き回る。警戒心も非常に強いためシャッターチャンスが難しいが、録画した動画から画像を抜き取って、なんとか写真化に成功。葉っぱと同化して保護色になっているため、遠目からは目立たない。 改めて動画を見返すと、葉っぱを食べ漁っている幼虫をて探している様子。 ガビチョウ はじめメジロかと思ったが、メジロよりも少し大きく単独で行動しており、メジロよりも落ち着いている様子。図鑑で調べるとガビチョウらしい。中国に生息している鳥だが、数十年ほど前から野生化し、日本で繁殖しまっているようだ。 シジュウカラ ッピィーッピィーッピィーッピィーと鳴くシジュウカラ。特徴的な鳴き声なので、その存在には気づきやすい。胸のネクタイ模様も特徴的。 カワセミ ...

公開: 2025年1月23日 · 更新: 2026年5月3日 · Toshihiko Arai
Anker Solix PS30 Portable Solar Panel ソーラーパネルレビュー

Anker Solix PS30 Portable Solar Panel ソーラーパネルレビュー

この記事は、防災対策として購入した Anker Solix PS30 Portable Solar Panel を、冬の窓越しと屋外で実際に使ってみた記録です。 30W・約960g・折りたたむとA4に近いサイズなので、停電時の予備電源、登山・旅行で荷物に忍ばせるサブ電源、日常のスマホ・モバイルバッテリー充電のどれに向くのかを、実体験ベースで整理しました。先に結論を書いておくと、 常時携帯して歩きながら使うよりは、晴れた日に据え置きで使うのが現実的 という印象です。 特徴は以下のとおりです。 合計で30W出力のソーラーパネル 最大15W出力のUSB-Cポートと最大12W出力のUSB-Aポートを搭載 モバイルバッテリーやスマホを2台同時に充電可能 持ち運びに便利なコンパクトサイズに折りたためる 使用上の注意(実体験ベース) カラビナホールがあるのでリュックなどにぶら下げながら充電できそうに見えますが、自分が試した範囲では、直射日光がしっかり当たっていないと充電が安定しませんでした。リュックにぶら下げて街中を歩く想定だと、 太陽光を常に背中側へ受け続ける向きをキープしないといけない ので、現実には難しい場面が多そうです。 また、光量が足りないときは充電モードの起動と切断を短い間隔で繰り返すことがありました。デバイスへの負荷がどの程度かはケースバイケースだと思いますが、 「歩きながら持続的に充電する用途」というよりは「日当たりの良い場所に置いて据え置きで使う用途」のほうが安心 という感覚です。 もし最初から据え置きでがっつり発電したい場合は、より出力の大きい Anker Solix PS100 Portable Solar Panel ソーラーパネル 100W 防塵防水IP67対応 折り畳み式 のような上位モデルも選択肢です。ただし PS100 はポータブル電源(ポタ電)への充電が前提で、本体も4.6kg前後と重め。 登山やちょっとした旅行で気軽に持ち出すには大きすぎる ので、用途で住み分けるのが現実的かなと思います。 その点、 Anker Solix PS30 Portable Solar Panel は 約960g・折りたたみ時はA4に近いサイズ で、防災袋・登山ザック・旅行カバンに入れておきやすいのが大きな利点です。 充電速度(冬の窓越しで試した実例) 肝心の充電速度ですが、TORRAS の10000mAhモバイルバッテリーで試してみました。バッテリーを使い切った状態からスタートして、写真のように窓枠にパネルを引っ掛けて、 冬の晴れた日に7:30〜15:30の約8時間、太陽の光に当てっぱなしにする という条件です。 結果は モバイルバッテリーのインジケーターが3メモリまで点灯する程度 まで回復しました。表示上の目安なので正確な mAh は出せませんが、感覚的には6000mAh前後は充電できていそうな印象です。スモークがかった窓越しでもここまで充電できたので、 同じ時間でも屋外で直射日光に当てれば、もう少し多めに見込める可能性は高そう です。逆に、曇りの日や日照時間が短い時期は素直にこれより減ると考えておくとよさそうです。 iPhone 15 Pro のバッテリー容量は約3,274mAh とされているので、 「スマホを1日使った分を、晴れた日のソーラーで取り戻す」用途なら現実的なライン という肌感です。動画撮影を多めにする日や、複数台同時充電したい日は、これだけで賄うというより、モバイルバッテリーと組み合わせて運用するのが安心です。 Anker Solix PS30 Portable Solar Panel はスリムなので、必要に応じて2枚3枚と並べても置き場所に困りにくいのも嬉しいところです。 ...

公開: 2025年1月9日 · 更新: 2026年6月2日 · Toshihiko Arai
裏高尾・奥高尾探訪:高尾周辺の自然を巡る登山記

裏高尾・奥高尾探訪:高尾周辺の自然を巡る登山記

JR高尾駅、高尾山、城山、小仏峠、相模湖駅、藤野駅、陣馬山、景信山を歩いた高尾周辺の登山記録です。この記事では、3本の山行を距離、所要時間、のぼり・くだり、当日の写真と動画でまとめています。 軽めに高尾から相模湖へ抜けるなら 2024/12/07 のコース、陣馬山を含めて歩きたいなら 2024/12/21 のコース、富士見台・小下沢・景信山までしっかり歩きたいなら 2025/01/11 のコースが読みどころです。最後のコースは距離も獲得標高も大きめなので、日帰り登山に慣れてきた方向けの記録として読んでください。 JR高尾駅→高尾山→城山→小仏峠→JR相模湖駅(2024/12/07) 動画を再生 項目 値 出発 9時33分(JR高尾駅) 到着 14時04分(JR相模湖駅) タイム 4時間31分 距離 15.2km のぼり 948m くだり 920m YAMAP 活動データ https://yamap.com/activities/36430287 JR藤野駅→陣馬山→JR相模湖駅(2024/12/21) 動画を再生 項目 値 8時00分 出発(JR藤野駅) 10時20分 陣馬山頂 14時03分 到着(JR相模湖駅) タイム 6時間3分 距離 12.8km のぼり 853m くだり 871m ...

公開: 2024年12月28日 · 更新: 2026年5月1日 · Toshihiko Arai
東京サバイブ|ビクトリノックスで日常のミニマル化

東京サバイブ|ビクトリノックスで日常のミニマル化

はじめに この記事は、3000円未満で買える VICTORINOX クラシック SD を、日常の文房具・登山・旅行の3シーンで兼用してみた記録です。 ハサミ・ナイフ・つめやすり・マイナスドライバー・ピンセット・爪楊枝までひとまとめにできるので、ペン立てや文房具ケース、登山の小物入れ、旅行ポーチを同時に小さくできます。後半では追加購入した VICTORINOX ネイルクリッパーも紹介します。 私には縁がないと思っていたマルチツール。しかし、最近趣味にしている登山の入門書籍にVICTORINOX(ビクトリノックス)のマルチツールが紹介されており、興味を持つことになった。見た目のかっこよさから高価なものだと思い込んでいたが、価格帯はピンからキリまでのようで、今回購入したツールなんかは3000円未満で買える。この性能と美しいデザインを考えると驚くほど低価格だ。 登山だけに使うのはもったいないと思い、日常生活でも活用してみることにした。所持していたハサミやカッター、ヤスリなどをビクトリノックスに置き換えることで、断捨離を実践だ。 東京サバイブ 登山やキャンプ、旅行のためだけに道具を揃えるのはあまり好きではない。なぜなら趣味のためだけに荷物置き場が増えるからだ。だからレジャーしていない時でもそれらの道具を日常的に使いたいと思っている。 登山ウェアを普段着にしたり、防寒具としてシェラフを布団代わりにしたりと。デイキャンプ用の電気式クーラーボックスを冷蔵庫代わりに使っているほどだ。 (この工夫で食材管理がしやすくなり、食品ロスが減り電気代も劇的に安くなったので、どこかの記事で紹介できたらと思う) こうした生活スタイルを私は 「東京サバイブ」 と勝手に呼んで楽しんでいる。 今回は、日常的に使用する文房具をビクトリノックスに代替してみた。以下では、購入したビクトリノックスのマルチツールの魅力を紹介する。 ハサミ 日常生活での用途には十分。確かに小さくて使いづらい面もあるが、このミニマルサイズの魅力は絶大だ。紙の封を切るにもワンカットずつ進む感覚が楽しい。「ハサミで切っている」行為自体を再発見させてくれる。このハサミにすっかり慣れた頃、普通のハサミを使った際にはきっとあまりの使いやすさに感動することだろう。 向く用途は、封筒・タグ・薬の個包装・荷札の紐など、長くても数センチで切り終わるもの。逆に厚手の段ボールや髪を整える用途には向かないので、家用のハサミと完全に置き換えるというよりは、外出時と作業机上の常備に使うのが現実的です。 ナイフ ペーパーナイフやカッターの代用として使用可能。鋭い切れ味で、木材も綺麗に切れそうだ。ただし、開閉時には手を切らないように注意が必要。鉛筆などの木材も綺麗に削れそうな鋭さがある。 なお、日本では刃体6cm超のナイフを正当な理由なく持ち歩くと銃刀法に触れる可能性があります。クラシック SD のナイフは6cm未満ですが、登山・キャンプ・釣りなど用途がはっきりしている場面で使い、街中での常時携帯は避けるのが無難です。また、機内持ち込み手荷物には入れられないので、飛行機を使う旅行では預け入れ荷物に回します。 つめやすり 爪のささくれを整えるのに便利。登山や野外で手作業する際には重宝しそうだ。頻繁に日常で使えば爪切りが不要になるかもしれない。このツールにさらに爪切りが備わっているものもあるが、短時間の登山やキャンプではマルチツールに付属のやすりで十分だろう。 ビクトリノックスのミニマルな魅力にすっかりハマってしまって、爪切りも別途購入している。こちらは旅行はもちろん、日常の爪切りとして代替する。 ネイルクリッパー単体は刃が短く、機内持ち込み手荷物にも入れられるので、登山・出張・旅行ポーチに常備しやすいのが利点です。ただし爪を切る力はフルサイズ爪切りより弱いので、爪が厚い・硬い方は家用のしっかりした爪切りと併用するのが向いています。 ドライバー ヤスリの先端がマイナスドライバーになっている。写真の通り、プラスドライバーのネジも開けられる。頑丈な構造で、使用中に軸が曲がる心配はなさそう。 ピンセットと爪楊枝 しばらく使ってから気づいたが、なんとピンセットと爪楊枝も備わっていた。ピンセットはトゲ抜きに、爪楊枝は野外での食事に便利だ。爪楊枝はプラスチック製で衛生面に気をつければ何度も使える。 小型化と軽量化に成功 今までお世話になったハサミやカッター、爪切りなどは、このビクトリノックスに置き換えることで断捨離できた。ビクトリノックスはベルトにぶら下げられるので、工具を探す煩わしさがなくなり、文房具ケースもいらなくなったわけだ。 ビクトリノックスのマルチツール(21g)と追加購入した爪切り(11g)を合わせても32g。圧倒的な小型化と軽量化の実現に成功だ。もちろんビクトリノックスのおかげである。 モノと自分はイコールではない 最近熟読している書籍『僕たちにモノはもう必要ない』では、モノへの執着を捨てることを提唱している。私のビクトリノックスで代替した行為は、もしかしたらモノへの執着かもしれない。 また、中田敦彦氏のYouTube大学でミニマリストに関する動画を見たとき、「ヴィトンのバッグを持っていれば、自分はヴィトンになれた気がする」や「米津玄師のマニアックな曲を知っている俺はもうほぼ米津!」という面白い解説があった。解説には笑ったが、要は 自分が持っているモノで自分の価値が高まったわけではない のだ。 書籍でも述べられていたが「人は自分が持っているモノで自分の価値を表現できると思いがち」なことに注意しなければならない。 だから間違っても「ビクトリノックスを持っている俺はかっこいい」などと思うべきではないのだ。もちろん、ビクトリノックスがかっこいいのは私にとっては事実。そして、このツールに触れている時間は純粋に楽しい。 関連記事 裏高尾・奥高尾探訪:高尾周辺の自然を巡る登山記 … ビクトリノックスを最初に連れて行った登山フィールド。日帰り装備の参考に コンロをやめてOD缶・CB缶で自炊する。限られた火力で暮らすことで、資源への感覚をリセット … キャンプ道具を日常に取り込む「東京サバイブ」の延長 Anker Solix PS30 Portable Solar Panel ソーラーパネルレビュー … 防災・旅行で兼用しやすい小型ガジェットの記録 関連アイテムをAmazonで探す VICTORINOX クラシック SDをAmazonで探す VICTORINOX ネイルクリッパーをAmazonで探す ぼくたちに、もうモノは必要ない。をAmazonで探す

公開: 2024年12月28日 · 更新: 2026年6月1日 · Toshihiko Arai
PCBWayで3Dプリント発注してみた

PCBWayで3Dプリント発注してみた

はじめに この記事では、 PCBWay の3Dプリントサービスで2種類のSTLをFDM造形(PLA/PETG)で各10個発注したときの、発注画面・データ確認の流れ、製造中のやり取り、関税、OCS配送、届いた造形物の仕上がりまでをまとめます。レビュー依頼を受けて無料で製造してもらった案件ですが、 家庭用のEnder3 V2との比較として読める内容 にしました。 先に結論を書いておきます。 FDMの精度は家庭用3Dプリンタと大差ない が、積層ピッチが細かくて表面はキレイ寄り PETGやABSのように温度管理が難しい素材を外注できる のは大きなメリット フィラメントの 素材ごとに選べる色が限られる 個別梱包が手厚いので 荷物の量が増え、配送料の比重が上がりやすい 個人輸入扱いになるので、 金額によっては関税が後から請求される(今回は1900円) PCB基板の発注と比べると、3Dプリント案件は 配送料と関税の影響が相対的に大きい 印象です。基板側の流れは PCBWayではじめてのPCB基板を発注してみた! にまとめているので、合わせて読むと違いが分かりやすいと思います。 STLファイルの用意 PCBWay で3Dプリントを依頼するには、STLファイルが必要です。3Dモデルをポリゴンデータで表したフォーマットで、3Dプリントの世界では一般的なファイル形式です。Fusion 360などのモデリングソフトでSTLファイルを書き出せます。また、 Thingiverse などの3Dデータ共有サイトではSTLファイルを無料でダウンロードできるので、造形したいモデルが見つかれば自分で3Dモデルを作らなくてもSTLファイルを入手可能です。 PCBWayで3Dプリントを発注する PCBWay の画面でログイン後、メニューの「NC | 3Dプリント」から「3D Printing」を選択します。この画面でSTLファイルのアップロードやデザインの詳細を選択します。 造形方式と素材の選び方 今回は FDMで製造依頼 しましたが、他にも光造形やMJF、SLMといった製造方法も選べます。選び方の目安は次のとおりです。 FDM: 一番安く、フィラメント素材の選択肢が広い。家庭の3Dプリンタと同じ方式なので、出来上がりの想像がしやすい SLA(光造形): レジンを紫外線で硬化させる方式で、表面が滑らかで細かい造形向き MJF: ナイロン系の粉末を熱で結着させる方式で、複雑形状や小ロット向き SLM(金属): 自宅では難しい金属素材を頼みたいときに向く STLファイルをアップロードし、下の画像の通りフィラメント素材や色、インフィルの設定を行いました。 フィラメントの素材によって選択できる色が限られる 点だけ注意してください。 今回は2種類のモデルをPLAとPETGでそれぞれ10個ずつ印刷依頼しました。まとめて発送してもらうことで運賃を節約できます。 3D Viewでデータ確認 アップロード後は、ブラウザ上の3D Viewでモデルの向きや穴位置を確認できます。STLの面の向きやスケールが意図通りか、ここで一度チェックしておくと安心です。 費用の目安と送料の考え方 今回の発注では合計100ドル近くかかりました。1個あたりの単価は 個数を増やすと割安 になっていきますが、PCB基板と違って 荷物の体積が大きくなるため、配送料の比重が上がりやすい です。1個だけ欲しいケースより、ある程度まとまった数を依頼するほうが、送料あたりのコスパは出やすい印象でした。 ...

公開: 2023年2月16日 · 更新: 2026年5月29日 · Toshihiko Arai