Ubuntuでnginxを導入して最初の公開設定をする手順

Ubuntu で nginx を触り始めるとき、最初に迷いやすいのは「どこまで設定すればひとまず公開できるのか」が見えにくいことです。この記事では、nginx をインストールしてブラウザから確認できる状態にし、必要なら HTTPS 化と www ありなし統一まで進める流れ をまとめます。 最初に読むべき範囲は次の4つです。 nginx のインストール 起動確認と公開確認 ドキュメントルート変更 HTTPS 化と www ありなし統一 後半の PHP、404、ログ、rewrite は、必要になったときに読む応用設定として残しています。 nginx をインストールして最初の公開確認をする アプリケーションインストール前のおまじない 初回実行時は時間がかかる場合があります。 以下のコマンドでパッケージ情報を更新・アップグレードします。 sudo apt-get update sudo apt-get upgrade nginx のインストール 次のコマンドで nginx をインストールします。 sudo apt install -y nginx インストール確認 以下のコマンドで nginx のバージョンが表示されれば、インストールは成功です。バージョン番号は環境によって異なるため、出力例と完全一致する必要はありません。 nginx -v # 出力例: nginx version: nginx/1.xx.x (Ubuntu) nginx の起動と公開確認 起動確認 nginx のインストールと同時にウェブサーバーは自動起動されます。 起動状況は以下のコマンドで確認できます。 sudo systemctl status nginx 出力例: ● nginx.service - A high performance web server and a reverse proxy server Loaded: loaded (/lib/systemd/system/nginx.service; enabled; vendor preset: enabled) Active: active (running) since Thu 2022-10-20 15:15:44 JST; 53s ago Docs: man:nginx(8) Process: 36839 ExecStartPre=/usr/sbin/nginx -t -q -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS) Process: 36840 ExecStart=/usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS) Main PID: 36934 (nginx) Tasks: 3 (limit: 1033) Memory: 7.0M CPU: 40ms CGroup: /system.slice/nginx.service ├─36934 nginx: master process /usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on; ├─36937 nginx: worker process └─36938 nginx: worker process 自動起動設定 起動・有効化: ...

公開: 2025年3月15日 · 更新: 2026年4月19日 · Toshihiko Arai

はじめての Spring Boot 〜 JavaでWebアプリケーション

はじめに Spring Boot を使って Java の Web アプリケーションを構築する方法を解説します。仕事で Spring Boot を使うことがあったので、全体像を把握したくて学習してみました。 この記事では、IntelliJ IDEA を利用してプロジェクトを作成し、MySQL データベースとの連携、そして MyBatis を使ったデータ操作を実現します。最後に、取得したデータを Thymeleaf を使ってブラウザに表示します。 開発環境の準備 まずは IntelliJ IDEA を使って Spring Boot プロジェクトを新規作成します。 新規プロジェクトの作成 IntelliJ IDEA の「新規プロジェクト作成」から Spring Boot を選択します。 次のように設定を行います: 言語:Java ビルドシステム:Gradle Groovy JDK:JetBrains Runtime 17.0.11 次の画面で必要なモジュールを選択します。今回は次の依存パッケージを選択しました。 Lombok Spring Web Thymeleaf MyBatis Framework MySQL Driver データベースの用意 次に、MySQL データベースに接続するための準備を行います。 テーブル作成 MySQL に以下のテーブルを作成しました。 CREATE DATABASE hellodb; USE hellodb; CREATE TABLE user ( id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, name VARCHAR(50) NOT NULL, created_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ); デモデータを追加: ...

公開: 2024年11月30日 · 更新: 2026年5月23日 · Toshihiko Arai

PostgreSQLと向き合うための 現場で使えるデータベース操作・SQLノート

はじめに この記事では、PostgreSQL を実務で使うときに毎回見直したくなる操作を 1 本にまとめています。Rocky Linux と macOS でのインストール手順、LAN 越しの外部接続設定、pg_dump / pg_restore を使ったバックアップ・リストア、そして psql の便利コマンドや SQL の基本までを順に確認できる構成です。 MySQL について同じ粒度でまとめたものは MySQLと向き合うための 現場で使えるデータベース操作・SQLノート をご覧ください。 Rocky Linuxにインストール PostgreSQL 13.15 を Rocky Linux にインストールする手順は以下の通りです。 メモ: 記事執筆時は PostgreSQL 13 系を入れています。PostgreSQL 13 はコミュニティサポートが 2025 年 11 月で終了しているため、新規構築では postgresql16-server など現役メジャーバージョンの利用を検討してください。手順の流れ自体はバージョンとリポジトリの番号を読み替えればそのまま使えます。また、Rocky Linux 9 系を使っている場合は EL-8 を EL-9 に置き換えてください。 リポジトリを有効化する まず、PostgreSQL 13 のリポジトリを追加します。 sudo dnf install -y https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-8-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm PostgreSQL 13をインストールする PostgreSQL 13 のインストールを行います。AppStream 側に同梱されている古い postgresql モジュールが優先されないよう、無効化してから入れるのが安全です。 sudo dnf -qy module disable postgresql sudo dnf install -y postgresql13-server PostgreSQLの初期化 PostgreSQLのデータベースを初期化します。 ...

公開: 2024年7月4日 · 更新: 2026年5月27日 · Toshihiko Arai
Square Terminal APIを使った会計処理

Square Terminal APIを使った会計処理

この記事の範囲と前提 以前、オリジナルの Android アプリから Square Terminal 端末と連携して会計処理をする仕事に携わったときの記録です。公式ドキュメントが分散しており目当ての情報に辿り着くまで苦労したので、プロジェクトの備忘録として大まかな手順をまとめました。 この記事では次のことを扱います。 Square Terminal 端末をアプリ側のカードリーダーとして使う前提 Terminal API でデバイスコードを発行し、端末とペアリングするまで アプリ側からチェックアウト(金額表示)リクエストを送り、状態を確認・キャンセルするまで ACCESS_TOKEN、device_id、idempotency_key といった必須の値の扱い Webhook の利用シーンと最低限の運用注意 前提として次が必要です。 Square Developer アカウントと、そこで作成した Application 一式(ACCESS_TOKEN・location_id 取得用) 本番アカウントでサインインできる Square Terminal 端末 1 台以上 端末を叩く側のアプリケーション(この記事では Android アプリを想定していますが、HTTP が投げられれば言語は問いません) curl または Square API Explorer など、API を叩ける環境 サンプルコードでは Square-Version として 2024-06-04 と 2024-04-17 の両方が出てきます。これは当時実際に動作確認したバージョンで、現行の API バージョンに合わせて読み替えてください。Square API は後方互換を保ったままバージョン番号が定期的に上がっていく仕組みです。 この記事の内容に関する個別の質問にはお答えできません。あくまで「当時こうやって動かしたメモ」として参照してください。 公式ドキュメントとツール 実装中によく参照したものは次の通りです。手元から開きやすいよう、最初にまとめておきます。 Terminal API クイックスタート(公式) Square Terminal の支払いフロー(公式) CreateDeviceCode(API Explorer) 関連する記事 Android アプリ側の作りや、ACCESS_TOKEN を扱う中間サーバーの作り方は別記事にまとめています。Square 連携を組み立てる前後で参考になりそうなものを並べておきます。 ...

公開: 2024年6月19日 · 更新: 2026年5月30日 · Toshihiko Arai

MySQLと向き合うための 現場で使えるデータベース操作・SQLノート

このページは MySQL を使うときに毎回開いて確認している自分用のノートをまとめたものです。CLI のセットアップから root パスワード設定、データベースとテーブルの基本操作、mysqldump でのバックアップと復元、\G や pager less -S といった結果表示の小技、よく使うデータ型、INSERT・UPDATE・JOIN・GROUP_CONCAT などの SQL までを 1 ページに集めています。 特定の章だけ拾い読みできるよう小さなトピック単位で並べているので、目次から目的の項目に飛んで使う想定です。PostgreSQL を使うときの同じ粒度のノートは PostgreSQLと向き合うための 現場で使えるデータベース操作・SQLノート にまとめています。 MySQL開発環境のセットアップ 項目 バージョン インストールコマンド macOS 14.2 (Sonoma) MySQL 8.0 brew install [email protected] 上記は記事執筆時に動作確認した組み合わせです。2026年5月時点では Homebrew で brew install mysql を実行すると MySQL 9.x が入り、長期サポート版の [email protected](LTS)も選べます。新規に環境を作るならどちらかをおすすめします。バージョンを固定したい場合は [email protected] も引き続き利用できますが、旧安定系列で現在は通常サポートが終了しており、新規環境には [email protected](LTS)などをおすすめします。macOS 15 (Sequoia) などより新しいバージョンでも、Homebrew を使う限り手順はほぼ変わりません。 インストールが完了したらCLIでmysqlコマンドを使えるように、環境パスを通しておきます。[email protected] 以外を入れた場合は、[email protected] などインストールした formula 名にパスを読み替えてください。 export PATH="/opt/homebrew/opt/[email protected]/bin:$PATH" mysqlの起動と停止 $ mysql.server start # 起動 $ mysql.server stop # 停止 MySQLの初期設定 rootユーザーにパスワードを設定する Homebrew でインストールした直後の MySQL 8.x は、root パスワードが未設定のまま起動するので、まずは無パスワードで入って初期パスワードを設定します。Linux ディストリビューションのパッケージ(apt / dnf など)で入れた場合は、初回起動時に一時パスワードがログ(/var/log/mysqld.log など)に出ているか、mysql_secure_installation で対話的に設定する流れになるので、環境に合わせて読み替えてください。 ...

公開: 2024年1月10日 · 更新: 2026年5月27日 · Toshihiko Arai