はじめに
この記事は、3000円未満で買える VICTORINOX クラシック SD を、日常の文房具・登山・旅行の3シーンで兼用してみた記録です。 ハサミ・ナイフ・つめやすり・マイナスドライバー・ピンセット・爪楊枝までひとまとめにできるので、ペン立てや文房具ケース、登山の小物入れ、旅行ポーチを同時に小さくできます。後半では追加購入した VICTORINOX ネイルクリッパーも紹介します。
私には縁がないと思っていたマルチツール。しかし、最近趣味にしている登山の入門書籍にVICTORINOX(ビクトリノックス)のマルチツールが紹介されており、興味を持つことになった。見た目のかっこよさから高価なものだと思い込んでいたが、価格帯はピンからキリまでのようで、今回購入したツールなんかは3000円未満で買える。この性能と美しいデザインを考えると驚くほど低価格だ。
登山だけに使うのはもったいないと思い、日常生活でも活用してみることにした。所持していたハサミやカッター、ヤスリなどをビクトリノックスに置き換えることで、断捨離を実践だ。

東京サバイブ
登山やキャンプ、旅行のためだけに道具を揃えるのはあまり好きではない。なぜなら趣味のためだけに荷物置き場が増えるからだ。だからレジャーしていない時でもそれらの道具を日常的に使いたいと思っている。 登山ウェアを普段着にしたり、防寒具としてシェラフを布団代わりにしたりと。デイキャンプ用の電気式クーラーボックスを冷蔵庫代わりに使っているほどだ。 (この工夫で食材管理がしやすくなり、食品ロスが減り電気代も劇的に安くなったので、どこかの記事で紹介できたらと思う)
こうした生活スタイルを私は 「東京サバイブ」 と勝手に呼んで楽しんでいる。
今回は、日常的に使用する文房具をビクトリノックスに代替してみた。以下では、購入したビクトリノックスのマルチツールの魅力を紹介する。

ハサミ

日常生活での用途には十分。確かに小さくて使いづらい面もあるが、このミニマルサイズの魅力は絶大だ。紙の封を切るにもワンカットずつ進む感覚が楽しい。「ハサミで切っている」行為自体を再発見させてくれる。このハサミにすっかり慣れた頃、普通のハサミを使った際にはきっとあまりの使いやすさに感動することだろう。
向く用途は、封筒・タグ・薬の個包装・荷札の紐など、長くても数センチで切り終わるもの。逆に厚手の段ボールや髪を整える用途には向かないので、家用のハサミと完全に置き換えるというよりは、外出時と作業机上の常備に使うのが現実的です。
ナイフ

ペーパーナイフやカッターの代用として使用可能。鋭い切れ味で、木材も綺麗に切れそうだ。ただし、開閉時には手を切らないように注意が必要。鉛筆などの木材も綺麗に削れそうな鋭さがある。
なお、日本では刃体6cm超のナイフを正当な理由なく持ち歩くと銃刀法に触れる可能性があります。クラシック SD のナイフは6cm未満ですが、登山・キャンプ・釣りなど用途がはっきりしている場面で使い、街中での常時携帯は避けるのが無難です。また、機内持ち込み手荷物には入れられないので、飛行機を使う旅行では預け入れ荷物に回します。
つめやすり

爪のささくれを整えるのに便利。登山や野外で手作業する際には重宝しそうだ。頻繁に日常で使えば爪切りが不要になるかもしれない。このツールにさらに爪切りが備わっているものもあるが、短時間の登山やキャンプではマルチツールに付属のやすりで十分だろう。
ビクトリノックスのミニマルな魅力にすっかりハマってしまって、爪切りも別途購入している。こちらは旅行はもちろん、日常の爪切りとして代替する。

ネイルクリッパー単体は刃が短く、機内持ち込み手荷物にも入れられるので、登山・出張・旅行ポーチに常備しやすいのが利点です。ただし爪を切る力はフルサイズ爪切りより弱いので、爪が厚い・硬い方は家用のしっかりした爪切りと併用するのが向いています。
ドライバー

ヤスリの先端がマイナスドライバーになっている。写真の通り、プラスドライバーのネジも開けられる。頑丈な構造で、使用中に軸が曲がる心配はなさそう。
ピンセットと爪楊枝
しばらく使ってから気づいたが、なんとピンセットと爪楊枝も備わっていた。ピンセットはトゲ抜きに、爪楊枝は野外での食事に便利だ。爪楊枝はプラスチック製で衛生面に気をつければ何度も使える。
小型化と軽量化に成功
今までお世話になったハサミやカッター、爪切りなどは、このビクトリノックスに置き換えることで断捨離できた。ビクトリノックスはベルトにぶら下げられるので、工具を探す煩わしさがなくなり、文房具ケースもいらなくなったわけだ。 ビクトリノックスのマルチツール(21g)と追加購入した爪切り(11g)を合わせても32g。圧倒的な小型化と軽量化の実現に成功だ。もちろんビクトリノックスのおかげである。

モノと自分はイコールではない
最近熟読している書籍『僕たちにモノはもう必要ない』では、モノへの執着を捨てることを提唱している。私のビクトリノックスで代替した行為は、もしかしたらモノへの執着かもしれない。
また、中田敦彦氏のYouTube大学でミニマリストに関する動画を見たとき、「ヴィトンのバッグを持っていれば、自分はヴィトンになれた気がする」や「米津玄師のマニアックな曲を知っている俺はもうほぼ米津!」という面白い解説があった。解説には笑ったが、要は 自分が持っているモノで自分の価値が高まったわけではない のだ。
書籍でも述べられていたが「人は自分が持っているモノで自分の価値を表現できると思いがち」なことに注意しなければならない。
だから間違っても「ビクトリノックスを持っている俺はかっこいい」などと思うべきではないのだ。もちろん、ビクトリノックスがかっこいいのは私にとっては事実。そして、このツールに触れている時間は純粋に楽しい。
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