荒川付近で見られる野鳥〜岩渕水門から浮間公園あたり〜2025年の記録
関東の荒川にある岩渕水門付近で撮影した野鳥をご紹介。撮影期間は2025年1月からで、随時追加していく。
野鳥
モズ
ちょうどヒヨドリくらいの大きさだろうか。モズは肉食で、嘴がタカのように少し曲がっている。口の下に髭が伸びている。上の写真はモズのメス。モズのオスは、下の写真のように、過眼線(かがんせん)が黒く濃くなっている。
ジョウビタキ
浮間公園あたりの荒川サイクリングロード沿いの木々の中に、ジョウビタキのメスを発見。
頭は銀白色で、顔は黒く、お腹は鮮やかなオレンジ色をしているのがオスである。
オナガ
エナガ
浮間公園あたりの荒川サイクリングロード沿いの木々の中に、エナガの群れを発見。とても小さく、木の枝をすばしっこく移動する。
メジロ
はじめスズメかと思ったが、よく観察するとメジロだった。すばしっこく自由に動き回る。警戒心も非常に強いためシャッターチャンスが難しいが、録画した動画から画像を抜き取って、なんとか写真化に成功。葉っぱと同化して保護色になっているため、遠目からは目立たない。 改めて動画を見返すと、葉っぱを食べ漁っている幼虫をて探している様子。
シジュウカラ
ッピィーッピィーッピィーッピィーと鳴くシジュウカラ。特徴的な鳴き声なので、その存在には気づきやすい。胸のネクタイ模様も特徴的。
カワセミ
カワセミを見つけると、まるでレアキャラをゲットしたような嬉しさがこみ上げてくる。この冬、旧岩淵水門で二度ほどその姿を目にした。小魚だろうか、ターゲットをじっと見定めながら、息を吸い込むようにお腹をへこませた瞬間、勢いよく川に向かって飛び込んでいった。その様子はこちらの動画でご覧いただける。
ヒバリ
ホオジロ
「足立区立新田わくわく水辺広場公園」付近にて撮影。
ツグミ
遠目から、地面をトコトコ歩く姿を見てハクセキレイかと思ったが、ツグミだった。「足立区立新田わくわく水辺広場公園」付近にて撮影。
「足立区立新田わくわく水辺広場公園」付近にて撮影。
クロジ
判定が難しいが、嘴の下のピンク色などからクロジのメスと思われる。
「足立区立新田わくわく水辺広場公園」付近にて撮影。
キンクロハジロ
黒い鳥の中でも、後頭部の毛がファサっとおしゃれなのが特徴。メスは後頭部の毛が短い。名前のキンクロハジロだが、金色の目(キン)、黒い体(クロ)、白の羽(ハジロ)から命名されており、とても覚えやすい。
ホシハジロ
茶白黒色のデザインをまとっているのがホオジロのオスだ。目が赤いためか、見た目は怖い。一方で、地味な茶色で穏やかな顔をしている方がメス。
下の写真の鴨の群れは、このホシハジロを中心にキンクロハジロが含まれ、少しオオバンが混ざっている。なんとなく木の影の下に集まっているようで、日差しをほどよく遮る場所を好んでいるだろうか?
オオバン
オオバンは「ツル目クイナ科オオバン属」。ツル目の鳥がカモの群れに混ざっているというのも面白い。クイナの仲間で、カモよりも首が細長いことが分かるだろう。足には羽根のような水かきが付いていて面白い。
バン
浮間公園にて撮影。オオバンやカモより一回り小さい。真っ黒なカラダに赤い嘴が美しい。
ヒドリガモ
キンクロハジロやキンクロハジロとは別のコロニーを作って行動しているようだ。ただしオオバンどこにでも混ざる様子。ヒドリガモは、オスもメスも穏やかな顔をしていて愛らしい。
ユリカモメ
カモメは海辺にいるものばかりだと思っていたが、ここ海から30kmほど離れた場所にもいる。たまにカモメにエサをやっている人を見かけるが、もしかしたらエサ目当てで来ているのかもしれない。または、他の野鳥も荒川には多いので、小魚などのエサとなる食料が豊富なのかもしれない。
ところでユリカモメが海で活動している時、水分補給はどうするのだろうかと疑問に思った。調べてみたところ、なんとユリカモメは塩水を飲むことができそうだ。塩分を体外に排出する特殊な機能「塩類線」があるようで、ユリカモメだけでなく多くの海鳥がこの「塩類線」を持っているようだ。
ハクセキレイ
荒川の土手をサイクリングしていると、よく目の前をトコトコと横切ったりする可愛らしい鳥だ。スズメより一回り大きなサイズで、歩くのがとても上手。尻尾を振る姿も愛らしい。人への警戒心もそれほど大きくはなく、2〜3mくらいは近づける。冬の冷え込む早朝では、ふくらセキレイが見られた。
スズメ
スズメが飛んでいる姿を正面から捉えると、まるでアブラゼミのようだ(上の写真)。また、遠目には冠羽があるように見えてヒバリかと思ったが、実はスズメだった(下の写真)。
ヒヨドリ
荒川だと木に止まっているのをよく見かける。警戒心は強めだが、ピーピー騒々しく鳴く鳥なので姿は見えなくてもその存在にすぐ気づく。畑のキャベツやブロッコリーを食べ漁るとろを見たことがあるし、一時期ベランダのメダカビオトープを休憩場にされたこともある。住宅街や街中でもどこにでもいる鳥だ。
ヒヨドリが食べている実が気になったので調べてみたら、センダンの実のようだ。さくらんぼの形をしていたため、試食してしまったがサポニンを含むそうで人間には毒とのこと。甘さがあったが、喉にくる苦味があったためすぐに吐き出した。くれぐれも食べることのないように気をつけよう。
ムクドリ
スズメやハクセキレイと同様によく見かける鳥だ。堤防の芝付近に出没する。嘴がオレンジ色で遠目からも見分けがつきやすい。顔を土に埋めている様子が写っているが、ミミズでも食べているのだろうか。
カワラバト
どこにでもいる鳩だが、正式には「カワラバト」と呼ばれる。寒さをしのぐためにふっくらした姿は、よく見ると意外に可愛らしい。「ふくら雀」と呼ばれるのだから、こちらは「ふくら鳩」だ。嘴の上にある白い塊は何だろうと思っていたが、あれは「鼻こぶ」というらしい。オスとメスでは「鼻こぶ」の大きさが異なり、体調が悪くなると色が変わることもあるという。「ドイツ鳩」を調べると、嘴が見えなくなるほどの大きな「鼻こぶ」で覆われた鳩が出てくるが、これは鑑賞用の鳩だという。人の趣味というものは、なかなか理解が難しい。
ハシボソガラス
※写真なし
ハシブトガラス
※写真なし
カルガモ
だいたいツーペアで存在している。カモによってこれほど群れ方が異なるのが面白い。
カワウ
どことなく爬虫類や恐竜っぽさを感じるのは私だけだろうか?これを見て、鳥はもともと恐竜だったという説にも納得した。カワウの幼鳥と思われる姿も確認できた。
ゴイサギ
ゴイサギの虹彩(目の色)は幼鳥では黄色からオレンジ、成鳥では赤色に変化する。
アオサギ
コサギ
カンムリカイツブリ
トビ
※写真なし
ツバメ
※写真なし
参考