【Raspberry Pi】Sambaで共有フォルダをつくるまで

はじめに
こんなこと、やります。
- Raspberry PiにSambaのインストール
- Macから共有フォルダへアクセス
スムーズにいけば、わずか10分程度でRaspberry Piのディレクトリを共有フォルダ化できます。
Raspberry PiにSambaをインストール
次のコマンドを実行して、Raspberry PiにSambaをインストールしましょう。
$ sudo apt-get install samba
インストール中、次のようなダイアログが表示されますが、ここでは「No」を選択します。
Sambaの設定
Sambaの設定を行います。設定ファイルをVimなどで開いてください。
$ sudo vi /etc/samba/smb.conf
パーミッションの変更
Share Definitions
の項目で、次のようにパーミッションを変更します。
read only no
creat mask = 0644
directory mask = 775

Sambaへpiユーザーを追加
Sambaへpi
ユーザーを追加するため、パスワードを設定します。
$ sudo smbpasswd -a pi
これで、piユーザからファイルサーバーへアクセスできるようになりました。
サービスを再起動
以上でSambaの設定は終わりです。Sambaサービスを再起動しましょう。
$ sudo service smbd restart
Macから共有フォルダへアクセス
それではMacから、Raspberry Piの共有フォルダへアクセスしてみましょう。
Finder
のメニューでGo
→Connect to Server...
を開きます。command
+ K
のショートカットでも開けます。
そこでsmb://ラズパイIPアドレス
またはsmb://ラズパイホスト名.local
を入力します。

設定したユーザー名とパスワードを入力します。
ユーザー名を選択して完了します。
設定がうまくできていれば、FinderからRaspberry
Piの共有フォルダへアクセスできているはずです。ファイルなども書き換えられますので、scp
などでアップロードする手間もなくなりました。
最高です!♫Samba!

rsyncもおすすめ
ちなみに、Sambaの開発者アンドリュー・トリジェルは、超便利なコマンドrsync
も開発してます。まだお使いでなければ、rsync
もぜひ試してみてください。
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