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はんだ槽を使ってみた!部品取りがラクチン♪

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Toshihiko Arai

はんだ槽

この記事では「はんだ槽」をはじめて使ってみたレビューをご紹介します。

はんだ槽とはヒーターで加熱されている器にはんだを入れて溶かし、液状のはんだに基板を入れてはんだ付けしたり、または部品を取り除いたりする用途で使います。

ここでは部品取りにはんだ槽を使った様子をご紹介します。

まず、はんだ槽はこちらの中華製のものをAmazonで購入しました。3000円台で購入できる格安なはんだ槽でちゃんと動作するか不安でしたが、結果問題ありませんでした。

ダイアルがありますが温度調整はできません。はんだ槽の内部を覗いてみると、ヒーターとトライアックによる電力制御のようです。

調光用のコントローラーを使えば自作もできそうなレベルでした。

はんだ槽に溶かすはんだ

はんだ槽で溶かすはんだは、フラックスの入っていない板状はんだを使用します。私はこちらの白光FS400-01を使用しました。すず60%、鉛40%の割合です。

ただし、はんだ槽をひたひたに満たすためには、この板状はんだが3つ以上必要でした。板状はんだは金切りバサミで細かくしてからはんだ槽に入れて溶かすとラクです。

はんだ槽で部品取りしてみた

さて、実際にはんだ槽で部品取りをしてみました。

はんだは使い回してます。ヒーターのダイアルを全開にし、はんだが溶けるるまで加熱します。この量でも10分程度あれば溶けました。

表面には不純物(ヤニなど)が浮いてますので、割り箸などでなでて取り除きます。

さて、ここから部品取りを行ってみました。こちらの土壌水分センサーのコネクタ部分だけを取り除きます。

コネクタのはんだ付けされている部分だをはんだ槽に漬けて、はんだが柔らかくなったところでコネクタを引っこ抜きます。わずか数分ですべての処理が終わりました。

この作業、今までははんだ吸い取り機のスポイトで行っていたのですが、この量をこなすには1時間はかかっていたでしょう。めちゃめちゃ楽チンです、はんだ槽♪♪♪

はんだ槽を使って部品取りしている様子を動画で撮影しましたので、ぜひご覧ください。

はんだ槽ではんだめっき試してみた

部品取りだけでなく、はんだめっきも挑戦してみました。

はんだがのりやすいように、事前にフラックスを塗ってみました。

湯船に浸かるかの如く、はんだ処理したい部分をはんだ槽に漬けます。どぶ漬けなどとも呼ばれるそうです。 このように、なかなかキレイにはんだめっきできました。

これならエッチングで作ったPCB基板もはんだめっきできるでしょうか? やってみました。

ちょっとひどいですね。

その後、スチールタワシで磨いたら少しはマシになりましたが。PCB基板のめっきは別の方法が良さそうです。

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