【東京サイクリング】シングルスピードで山手線(57km)一周してみた!
東京都北区・飛鳥山公園を起点に、山手線を一周してみた。
各駅を通過すると、合計距離は約57キロメートル。
使用する自転車は、クロスバイクを改造してシングルスピード化したものだ。
以前、軽量化についての記事を書いたが、あれからさらに軽量化が進み、重量はなんと7.6kg。
ハンドルを低くしてコラムをカット、 BB(ボトムブラケット) を交換。さらに前輪を カーボンホイール に変更し、 パナレーサーのTPUチューブ と アジリストのクリンチャータイヤ へ変更したことで実現した(本当は後輪もカーボン化したかったが、ハブ軸の長さが合わず断念した)。
ギア比はフロント38T × リア15T(ギア比2.53)。
ちなみに、この日は3月2日。東京マラソンが開催される日だった。
スタート ~ 東京マラソンとの遭遇
午前9時過ぎ、飛鳥山公園を出発。いつもの本郷通りを通り、まずは田端駅へ向かう。
田端駅を過ぎると、すぐに西日暮里駅に到着した。
山手線の駅間の短さを、自転車で走るとより実感できる。
続いて日暮里駅。
ラブホテル街が立ち並ぶ鶯谷駅。
上野へ向かう途中、勾配10%ほどの坂があったが、難なくクリア。
改めて感じたのは、自転車の圧倒的な軽さ。おそらく前輪をカーボンホイールにした影響が大きいのだろう。
坂道でもスイスイ進む感覚がある。
上野公園の人混みを抜け、御徒町へ到着。
そして、すぐにいつもの秋葉原。
秋葉原から中央通りへ向かうと、東京マラソンのコースと衝突した。
東京に住んで20年近くになるが、東京マラソンを見るのは今回が初めて。
ランナーの多さだけでなく、観客の多さにも圧倒される。
その後、神田・東京駅方面へ向かおうとしたが、東京マラソンのルートと完全に重なっており横断不可。
小一時間ほど都内を右往左往し、東京マラソンの公式情報を確認。
すると、自転車が横断できるポイントがいくつか設定されていた。
そのうちの一つである⑩日本橋駅(都営地下鉄)付近へ向かうことに。
地下道付近にはスタッフが多く、なんと自転車を持ち運んでくれるという。
なるほど、普通の自転車は20kg近くあるため、持ち運ぶのは一苦労だ。
私のような軽量化されたクロスバイクを持っている人は、あまりいないのかもしれない。
再スタート ~ 品川・五反田・目黒へ
横断後、神田〜東京〜有楽町を過ぎ、新橋駅へ到着。
浜松町へ着いた後、すぐさま竹芝桟橋へ向かう。途中のファミリーマートで昼食を購入し、時刻は11時20分。
竹芝ターミナルのベンチで昼食休憩をとった。
一度も利用したことのない駅、田町。
京浜道路沿いにある高輪ゲートウェイ駅は現在工事中。
2025年3月27日に完成予定だそうだが、果たして間に合うのだろうか?
品川駅、大崎駅と進む。
五反田駅、目黒駅へと続く。
品川、大崎、五反田、目黒を過ぎ、ついに恵比寿へ到着。
その後、渋谷、原宿と進むにつれて人が多くなったため、駅前での写真撮影は割愛した。
山手線一周、完走!
9時に飛鳥山公園を出発し、14時30分に山手線一周を達成して帰宅。
以下が今回のライドデータだ。
項目 | 値 |
---|---|
距離 | 51.88km |
獲得標高 | 310m |
移動時間 | 3:35:25 |
平均速度 | 14.5km/h |
最高速度 | 44.1km/h |
ちょうど10年前にTREK FX 7.4を購入した際、山手線一周に挑戦したことがある。
その時は夏の暑い日で、とにかく初めてのクロスバイクにテンションが上がり、色々と都内を走り回ったのを覚えている。
あの頃は「山手線一周は大変だった」という記憶しかなかったが、10年後の今では余裕で走れるようになった。
これは成長の証だろう。もちろん、シングルスピード化したおかげというわけではないと思うが、軽量化による恩恵も感じた。
山手線は意外に坂が多いが、今回のギア比(38T × 15T)でもほとんど問題なし。
唯一、1分だけ押し歩きをしたが、それも東京マラソンのコースを横断するためだったので、結果的にはちょうど良かった。
改めて思うのは、山手線一周は意外と短いということ。
自転車ならあっという間に着いてしまうし、歩いても隣の駅までの距離はそれほど長くない。
もし未経験の方がいれば、一度自転車で回ってみるのもおすすめだ。
そして、無事に飛鳥山公園へゴール!