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シングルスピードで山手線一周!57km

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Toshihiko Arai

はじめに

2025年3月2日、東京マラソン開催日。東京都北区飛鳥山公園を起点に、山手線を一周してみた。
各駅を通過した合計距離が約57キロメートル、東京のコアはとても小さい。

使用した自転車は、クロスバイクを改造してシングルスピード化したも。 重量はなんと7.6kg。
ハンドルを低くしてコラムをカット、 BB(ボトムブラケット) を交換。さらに前輪を カーボンホイール に変更し、 パナレーサーのTPUチューブアジリストのクリンチャータイヤ へ変更したことで実現した(本当は後輪もカーボン化したかったが、ハブ軸の長さが合わず断念した)。

ギア比はフロント38T × リア15T(ギア比2.53)
ちなみに、この日は3月2日。東京マラソンが開催される日だった。

スタート ~ 東京マラソンとの遭遇

午前9時過ぎ、飛鳥山公園を出発。いつもの本郷通りを通り、まずは田端駅へ向かう。

田端駅を過ぎると、すぐに西日暮里駅に到着した。
山手線の駅間の短さを、自転車で走るとより実感できる。

続いて日暮里駅。

ラブホテル街が立ち並ぶ鶯谷駅。

上野へ向かう途中、勾配10%ほどの坂があったが、難なくクリア。
改めて感じたのは、自転車の圧倒的な軽さ。おそらく前輪をカーボンホイールにした影響が大きいのだろう。
坂道でもスイスイ進む感覚がある。

上野公園の人混みを抜け、御徒町へ到着。

そして、すぐにいつもの秋葉原。

秋葉原から中央通りへ向かうと、東京マラソンのコースと衝突した。
東京に住んで20年近くになるが、東京マラソンを見るのは今回が初めて
ランナーの多さだけでなく、観客の多さにも圧倒される。

その後、神田・東京駅方面へ向かおうとしたが、東京マラソンのルートと完全に重なっており横断不可。
小一時間ほど都内を右往左往し、東京マラソンの公式情報を確認。
すると、自転車が横断できるポイントがいくつか設定されていた。

そのうちの一つである⑩日本橋駅(都営地下鉄)付近へ向かうことに。

東京マラソン自転車横断ポイント

地下道付近にはスタッフが多く、なんと自転車を持ち運んでくれるという
なるほど、普通の自転車は20kg近くあるため、持ち運ぶのは一苦労だ。
私のような軽量化されたクロスバイクを持っている人は、あまりいないのかもしれない。


再スタート ~ 品川・五反田・目黒へ

横断後、神田〜東京〜有楽町を過ぎ、新橋駅へ到着。

浜松町へ着いた後、すぐさま竹芝桟橋へ向かう。途中のファミリーマートで昼食を購入し、時刻は11時20分
竹芝ターミナルのベンチで昼食休憩をとった。

一度も利用したことのない駅、田町。

京浜道路沿いにある高輪ゲートウェイ駅は現在工事中
2025年3月27日に完成予定だそうだが、果たして間に合うのだろうか?

品川駅、大崎駅と進む。

五反田駅、目黒駅へと続く。

品川、大崎、五反田、目黒を過ぎ、ついに恵比寿へ到着。

その後、渋谷、原宿と進むにつれて人が多くなったため、駅前での写真撮影は割愛した。


山手線一周、完走!

9時に飛鳥山公園を出発し、14時30分に山手線一周を達成して帰宅
以下が今回のライドデータだ。

項目
距離 51.88km
獲得標高 310m
移動時間 3:35:25
平均速度 14.5km/h
最高速度 44.1km/h

ちょうど10年前にTREK FX 7.4を購入した際、山手線一周に挑戦したことがある。
その時は夏の暑い日で、とにかく初めてのクロスバイクにテンションが上がり、色々と都内を走り回ったのを覚えている。

あの頃は「山手線一周は大変だった」という記憶しかなかったが、10年後の今では余裕で走れるようになった
これは成長の証だろう。もちろん、シングルスピード化したおかげというわけではないと思うが、軽量化による恩恵も感じた。

山手線は意外に坂が多いが、今回のギア比(38T × 15T)でもほとんど問題なし
唯一、1分だけ押し歩きをしたが、それも東京マラソンのコースを横断するためだったので、結果的にはちょうど良かった。

改めて思うのは、山手線一周は意外と短いということ。
自転車ならあっという間に着いてしまうし、歩いても隣の駅までの距離はそれほど長くない。
もし未経験の方がいれば、一度自転車で回ってみるのもおすすめだ。

そして、無事に飛鳥山公園へゴール!


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